リフォームコンパス

全面リフォーム 住みながらの工事

リフォームで住みながらの工事、というのがありますが、
全面リフォームともなりますと、勝手が違います。

c_kamatiman

先ず、住みながら工事をしたいという要望は、
・仮住まいに費用がかかる(家賃や引越代の他、電話やエアコンの移設等)
・上記の手配が煩わしい(他にも新聞や郵便、水道や電気やガスの手続きが必要)
・遠くに離れたくない(子供の学区や、病院から遠くなる、ご近所と話ができない)
等の理由があると思います。

住みながらの工事が出来るのであればリフォームしたい、
と言われる方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

続いて、もし住みながら工事をする、となった場合、
具体的にはどうなるのでしょうか?

全面リフォームということで、内装、外装、水廻りと、家全体を工事すると想定します。
触らない部屋は無い、という設定です。
工事する部屋は先ず荷物があってはいけません。
稀に、壁紙のみ貼替という事であれば、部屋の中央に荷物を寄せて、シートを被せておけば可能ですし、
クローゼットの中を全く触らないという事なら、荷物を入れたままでも可能なことがあります。

しかし、フローリングの重ね張りや、やり替えの場合は、
すべての荷物を一旦別の場所に移動することになります。

また、荷物のあるクローゼットまで辿り着くのに、床の張替えを行っている廊下を通っていかなければならない場合、
床の踏み抜きや転倒など、危険が伴うことがあります。
他にも、足場の設置により洗濯物を干すのが困難になったり、
電気や水道を止める必要があったり、
トイレが使えず、仮設トイレを利用する必要があったり、と、
日常の暮らしから考えると、不便で危険を伴う、キャンプの様な生活を強いられます。

住みながらの工事を考えるときに重要なのは、事前の計画と準備です。
・仮設計画(資材の置場や搬入経路等)
・区画分け(出来るだけ工事をしているゾーンと、生活ゾーンを分ける。住人と職人の出入り、動線が交差しないよう工夫する)
・養生(工事ゾーンに誤って侵入し、事故が起こらないようにする。合板やシートで目張りをする)
・防災、防犯(足場に囲われると不安になる。施錠や消灯(生活ゾーンまで消灯されると困る)、防犯ライト等の確認
・工程(どの部屋から工事を行うか、水廻りが使えなくなる時期や、次の工事ゾーンへの移行時期はいつ頃か)
以上の他に、荷物をどこまで整理しておくか(捨ててもいい荷物は処分を頼めるのか)や、
インターホンや電話、パソコン、テレビなどが使えなくなることが無いか?
等、いろいろな事が必要となります。

これらも知っておくと準備が出来ますが、知らないまま工事に入り、後で分かるとストレスになりますし、
業者や職人からすると、案外そこまで考えが及ばない事もしばしばあります。

大規模リフォームのノウハウがある業者では、
少しでも施主の不便を緩和できるよう、工夫をしていることがあります。
例えば、工事中の荷物を一部預けることが出来るコンテナハウスと提携していたりします。
工事中は使うことが無い荷物を預けておくことで、ゾーン移行の際の荷物移動がスムーズとなりますし、
工事ゾーンの荷物が生活ゾーンに押しやられる量が減り、窮屈さが減らせます。
他にも、足場にセンサー付きのフラッシュライトを設置してくれたり、
職人が入れ替わりする現場でも、常に専属の番頭さんが居てくれたりすると、安心さが違います

ただ、全て任せておけば良い、という訳では無く、
施主様自らも「工事現場の中にいる」という認識をもって、
安全な工事や、荷物をまとめたりすることへの協力が不可欠です。

めったにない大掛かりな全面リフォーム。
工事中のルールを守り、施主と業者とが協力し合って現場を進めれば、
職人さんの一生懸命さや、一緒に家を造っているという意識が強まり、
きっと思い出の残る、愛着のある住まいとなることでしょう!

c_ufo8-6

≪全面リフォーム住みながら工事実績ある業者紹介はこちら≫
Copyright © Reform Compass All rights reserved.

a0002_003051

「リフォームで失敗しない為のお得な話」を無料でお届け!

利用規約に同意の上、メールアドレスを入力してご登録ください