大規模リフォーム 家の中の事故
大規模リフォームをするからといっても、意外と意識されないのが「事故を防ぐ」という考え方です。
事故というのは、もちろん家の中の事故のことなのですが、
意外にも交通死亡事故よりもその数は多いのが現実です。
事故と一口に言っても、墜落・転落・転倒といったものから
溺死、窒息、火災、中毒などがありますから、
家をリフォームするだけでこれらすべてを防ぐことは難しいかもしれません。
しかし、例えば階段をまっすぐなものから曲がった階段に変えることで、
死亡事故になるものが怪我で済んだり、
つまずく段差をなくすことで、転倒の可能性を減らしたりすることは十分にできます。
特にバリアフリー的な概念での工事は、ぜひ要望として出しておいてください。
また、大規模リフォームを機に取り組んでおきたいのは、
ヒートバリアフリーという考え方です。
先ほどの家の中の事故の中で注目されるのは、
家の中での各室間の温度差が体に悪影響を与えるということから、
これを解消して行こうとする考え方になります。
例えば、入浴時に寒い洗面所で服を脱いだときや浴室に入った瞬間、
急激な室温の変化で、血圧は急に上がります。
そして入浴時に体が温められ、お風呂の中で倒れるといった事故につながるのです。
命が助かったとしても障害が残るなど、その後の医療・介護の負担を考えると
このような重大な事故は防がなければなりません。
大規模リフォームは家の骨組みを触ったりするような工事になることが多いですから、
その際にきちんと断熱を施しておくかどうか、これによって大きく変わってくるのです。
断熱には、ただ断熱材を入れればよいという訳ではなく、
その性能も含めてきちんと施工しなければなりません。
使う断熱材の種類によって性能もまったく異なってきますから、
断熱材を入れるかどうかだけでなく、どのようなものを入れるかが重要です。
工事を予定している範囲の中で、どのような断熱工事ができるのか、
断熱材にはどのような性能のものを使うのか、しっかり聞いて計画していきたいところです。
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