大規模リフォーム メンテナンスのしやすさ
大規模なリフォームを計画するときには、ついつい新しい設備やドアなどの建材に注目しがちです。
もちろん、新しい暮らしに新しいデザインや使い勝手の良くなった設備などが入ってくることは
とてもワクワクすることだと思います。
ただし、ここでよく見落とされることがあります。
それは、メンテナンスの問題です。
新しい設備なども、いずれは経年によって傷んできたりします。
また、家そのものもどこかしら悪いところが出てきたリするものです。
そういった場合に備えて、これからの住宅にはメンテナンスのしやすさも重要になってきています。
例えば、洗面化粧台の排水が漏れて、床下が水浸しになってしまった・・・そんな場合、
洗面脱衣室に点検口と呼ばれる、床がフタのように開く装置が取り付けされているかどうかで
補修の仕方が大きく変わってくることもあります。
また、屋根が老朽化して水が漏れてきたときに、
2階のクローゼットの上に点検口があったとすると、そこから点検に入ってもらって
すばやく対応ができる可能性があります。
もちろん、こういった設備がないと、天井を解体して対応しなくてはなりません。
大規模リフォームでは、多くの場所を取り壊して新しくしていきますので、
ついついこの点検の重要性が後回しにされる傾向にあります。
ところが、実際に点検口がなくて問題になるのは、
例えば10年後だったりする訳です。
細かい部分ですが、このような提案がない場合には、要望して付けてもらっておきましょう。
また、積極的にメンテナンスも視野に入れた提案をしてくれる会社は、
今後の建物との付き合いもしっかり視野に入れて対応してくれることが期待できます。
大きな買い物になりますので、ぜひ長くお付き合いできる会社を選ばれると良いと思います。
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