全面リフォームの会社選び 建物調査の質
全面リフォームの会社選び 建物調査の質
全面リフォームで会社を検討していくときに、
どこが良いのかを最終的に判断するのに迷う場合があります。
もちろん、どの会社もすばらしい提案をしてくれていて、
ハイレベルな中での迷いであれば言うことはありません。
ただ、多くの場合はむしろ
「何を基準に比べてよいのか分からない」という状態にあるように思います。
金額で比べるだけなのであれば分かりやすいのですが、
各社のプランが異なることも多いですし、
むしろその施工内容がどこまでのものなのか、どんな風に工事されるのか、
という観点に至っては、
どう比べてよいのかさっぱり分からない、なんてこともあるでしょう。
完全にその問題を解決するのは難しいことだとは思いますが、
一つの判断ポイントとして有効なのは、プロセスをしっかり見るということだと思います。
一般的には形として出てきた部分、
プランや見積といったところでの比較のみで終わってしまいがちですが、
リフォームの場合には自分の家をどれだけしっかり見てくれていたのか、
またはどれだけ共感してプランニングしてくれているのか、
という点が最後の満足度に大きく関わってきます。
共感してくれているかどうか、
というところについては、話をしている中で自然と感じられると思います。
あとは家をどれだけ見てくれているか、という点をしっかりチェックしておけばよいでしょう。
では具体的にはどうすればよいのか？
戸建ての住宅の場合には業者に建物調査をしてもらう前に、
自分で家をよく見ておくことをお勧めします。
よく分からなくっても構いません。
外に出て自宅の壁や基礎を隅々まで見渡しておきます。
そしてひび割れの入っている箇所を覚えておくのです。
また、室内に関しては部屋の天井をじーっとよく観察しておきます。
以前に雨漏れ等があった場合にはシミができているはずです。
そして実際に各リフォーム会社に調査をしてもらって、
自分の確認したポイントについて、どこまで担当者が話してくれるのかをチェックします。
こちらからあえて言わないことがポイントです。
調査の結果として、きちんとその現象の説明と、
対処方法を示してくれる会社はやはり安心ができます。
逆にまったく気づかずに進めようとする業者は技術的に若干不安があります。
見落としであれば確認して対応してもらえばよいだけなのですが、
何もかも施主側で確認しないといけないようでは
やっぱり任せるのにも不安が残ります。
少し相手を試すような形になってしまいますが、大切な我が家と大きなお金を預ける相手です。
それ相応の技術を求めたいところです。
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