住宅展示場に行く
住宅展示場に行く
全面リフォームを考えはじめたときに、
住宅展示場に行ってみるのもひとつの方法です。
しかし、見るべきポイントが定まっていない状態で、
漠然と新しい家々を見て回ったとしても
残念ながら、リフォームにはまったく参考にならないことが大半でしょう。
なぜなら、住宅展示場に出展している住宅メーカーは、
新築で使われる最新技術を公開したり
最高の素材・最高のプランニングを見せようとしていますから、
今既に建っている家の全面リフォームとは考え方がまったく違うのです。
さらに、展示場に行くと各メーカーの家を見て回る度にアンケートを求められます。
センターハウスで駐車券をもらうのにもアンケート。
結果、家に帰ってから建て替えの勧誘の電話や訪問による
営業を数多く受けることになります。
全面リフォームを考え始めた初期の段階では、
（建て替えも併せて検討する場合を除く）
準備もなく住宅展示場に行くのは賢明ではありません。
しかし、住宅展示場に行かないことをお勧めしているのではありません。
大切なのはタイミングと、見るべきポイントを絞っておくということです。
実際に建てられている家を気兼ねなく見て回れるのは、
やはり他人の家ではなく住宅展示場になります。
一度にたくさんのメーカーが見られるというのも効率的です。
要は何を見に行くか決めておくということなのです。
必然的にそれはプランを検討し始めてから以降ということになるでしょう。
実際に自分の家がどんなことができそうか、
たたき台でもよいのでプランが出てきているのが理想です。
そして住宅展示場で部屋の大きさがどんなイメージになるのか、
天井の高さはどれぐらいか、クローゼットはどのような大きさのものがあるのか
など細かいところをチェックします。
そして展示場の中で採用したい仕上げやデザインなど、
印象的だったものは自分の感想も含めてメモしておくようにします。
個々の製品についてアドバイザーや営業マンに質問してみるのもよいでしょう。
そしてその情報を改めて自宅の計画にフィードバックさせていくのです。
使い方さえ間違えなければ住宅展示場の見学は非常によい手段となります。
上手に利用して満足度の高いリフォームを実現しましょう。
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