間取り変更の考え方
間取り変更の考え方
全面リフォームで間取り変更を考えるような場合には、
その目的は「新しくなる」ということだけではなくなります。
いままで使いにくかった間取り
どうなるんだろうと常々感じていた家への不満など、
全面リフォームすることで改善が期待できることがたくさんあって、
どちらかといえばそれらの方が大きな目的になることがあるのです。
ひょっとすると、なんとなくすれ違いが多いような気がする家族の関係ですら
間取りや動線の工夫を取り入れることで、
すっかり良くなることだって考えられます。
家というのは単なる家族が暮らす「箱」なのですが、
知らず知らずのうちにその家から人は大きな影響を受けているのです。
しかしそれを自分から見つけ出して、
リフォーム会社の担当者に伝えるということは難しいことでもあります。
なぜなら、あなた自身がそもそも「問題」に気づいていないことだってあるからです。
ですから、リフォームのプランニングやデザインは
ある程度相手にお任せすることも大切です。
ただし、自分達の生活スタイルや、考え方、
今分かっている不満点などはしっかり伝えます。
一見リフォームには何の関係もないように思えることでも、
優秀な担当者であれば見逃さずに提案の中に
キラリと光るエッセンスとして取り入れてしまいます。
そして出てきたプランについて、自分や家族がどう思うかということがとても重要です。
自分達の固定観念から切り離された、まったく斬新な提案が出てくるかもしれませんし、
提案されたプランを通じて、自分達家族の家に対する問題が何であったのか、
に気づかされることもあります。
自分達だけの住まいを他の人の常識にとらわれて、
つまらない家にしてしまってはもったいないです。
あっと驚くような、考えもしなかったプランニングに
心躍らされることもリフォームの大きな楽しみのひとつです。
プロセスも含めて楽しむこと、それが実は
大規模なリフォームを成功させる隠れたコツなのかもしれません。
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