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住宅の全面リフォーム 耐震補強の注意点

木造の一戸建て住宅の全面リフォームを計画するときに、
耐震補強は重要なポイントになります。

昭和56年に法改正があり、耐震基準が大きく見直されました。
それは、それまでの基準では起こりうる地震の揺れに対して耐えにくいからです。
故に、昭和56年以前の建物は
それ以降の建物と比べると、一般的に大幅に耐震性に劣ることになります。

全面リフォームをするというのは大きな金額がかかります。
せっかく大金をかけてキレイに過ごし安くしたのに、
地震に対して弱いままでは
価値が納得できません。
その為に耐震補強は同時に考える事になると思います。
そこで、注意点ですが耐震補強はどこの業者でもできるものではない
ということを知っておかねばなりません。
事前に建物を調査して、既存の状態と計画後の状態で耐震診断をしてもらいます。
その耐震診断が出来る業者は沢山あると思います
しかし、その耐震診断が現実に威力を発揮するように、
決まり通り施工できるかどうかが
大変大きな問題です。
耐力壁に使うべきビスやクギ、構造用合板のすき間や金物の種類など
その場所に本当に必要な物事が実はすごく細かい内容で決められています。
また、築数十年の建物をリフォームするのですから、
めくってみてからいろいろな不具合や想定外のことが起きます。
その状態に合わせて取り付け方や納め方を決めていかないといけません。

これがかなり難しいことであり、実績に伴うノウハウが必要になります。
それをしっかり出来る業者というのは、
耐震施工のマニュアルを必ずと言っていいほど
作ってあるはずです。
中身はなかなかわからないとは思いますが、
しっかり決めてあるかどうかなどは感じることが出来ると思います。
また、その説明の仕方でもその会社、
または担当者の理解力が判断できる場合も多いと思います。

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つまり、耐震補強工事を計画するときは、
その業者が本当に耐震補強が
出来るかどうかを
判断する必要があります。

ここは、自分の家が将来の寿命に影響するといってもいいくらい
大事な事だと思いますので、十分注意してください。

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