木造3階建ての耐震補強に注意
一戸建ての木造3階の住宅は、2階建ての住宅と同じ様に
耐震補強は出来ません。
そもそも、木造3階建ての建物は定められた設計士による構造計算が必要になります。
その構造計算をされた建物を、安易に診断することは難しいのです。
特に、全面リフォームなどの大規模なリフォームと併用される場合は
間取りを変更することが多いと思いますので要注意です。
業者によっては知らなかったり、知っていても無視したりすることがあり得ます。
すると、耐震補強をしてリフォームをしたけど、実は弱くなっているという事になります。
大変な事です。
ご自身が木造3階建ての住宅を所有している場合は、
非常に重要な事なので知っておかなければなりません。
そして、全面リフォームを考える住宅はそれなりに年数が経っていると思われますので、
当時の設計図書や検査済証がきっちりとあるかどうかが問題になります。
少なくとも設計図書があっても、意外と昔の住宅は
その検査済証というものが無い事が多いのです。
そうなれば、既存の住宅がその当時の建築基準通りに建てられているかどうかを
まず最初に調べないといけない事になり、その結果を行政にも見てもらい、
そのうえで新たに構造計算をしなければならないことになります。
木造3階建ての耐震補強を兼ねた全面リフォームを考えた時は
まず、既存の住宅が建築確認申請と検査済証の有無を確認した方が良いでしょう。
これは、全面リフォームの実績のしっかりある業者に依頼すれば
きっちりと調べてくれると思います。
本当の安心できる耐震補強をしたいものです。
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