古民家の伝統
古民家と呼ばれる住居で全面リフォームを行った方々に
お話しをお伺いした時に、
共通した思いや考え方がありました。
一つ目は、現在のご主人は基本的にその家を受け継いだ方ばかり
という事です。
ご自身の年齢より長くその家は存在していて、
受け継ぐことになったときに、
その責任を感じたと言われていました。
二つ目は、その家には3世帯が暮らしている
という事です。
おじいちゃん、おばあちゃん、ご主人、奥様、子供さんたちと
お話をお伺いした方々は偶然なのか皆さんそうでした。
三つ目は、地域の役割を担っている
ということでした。
建物自体が地域に役立つ存在になっているところもありましたし、
また、ご主人が地域の役員をされていたり、
工事をしている間にも見学に来たり、調査に来たりと
何かと地域に関わりを持っていることが多いようでした。
やはり、そこにはそれぞれの伝統があるのでしょう。
築100年、200年、場合によっては300年の家もあります。
その歴史の重み、家主の重み、地域の重みなど
その伝統を守る為の重みのようなものが気持ちにあるようでした。
古民家の全面リフォームを扱う会社には
そういう伝統を、そのご家族に対して出来るだけ共感することが
求められるのかもしれません。
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