まるごとリフォーム 定額制と積算見積り
家のまるごとリフォームの見積りの方法に、定額制というものがあります。
定額制というのは、各部位ごとに予め工事内容を設定して、パック料金になっているものです。
例えば、洋室は床はフローリングを貼り、壁・天井はクロスを張り替え、出入り口ドアを新設する、
外壁は塗装するなど、工事内容がある程度の範囲の材料ともに決まっているのです。
この見積り方法では、「要するに一式見積りになり判りにくい」と言う意見もありますが、
まるごとリフォームのような大規模なリフォームは、却ってその方が判りやすい面もあるとも言えます。
通常の見積り方法は、下地や仕上げを面積などの数量を積算をして表示しています。
例えば、下地のボードが１枚１０００円で１００枚必要だから１０万円と表示されていても、
どこにどれくらいづつ使われるかなど、見積もり書を見ているだけでは判りません。
また、多数の工事種類がありますので、そもそも項目が多く判りにくいように思われる方も多いようです。
なので、場所ごとにどのような工事内容になるかが判りにくいとも言えます。
もちろん、各業者さんによって、定額制にしても積み上げ形の見積りにしても、
判りやすく工夫をされていることも多いので、一概にはいえません。
つまり、どちらが良いかどうかというのは、
実際に見てもらって、提案と説明を受けた印象で決めても良いと思います。
最初からどちらが良いと、または、どちらが悪いとかを決めておくのは、
ご自身にとってお得にならないことが想定されますので、注意が必要です。
まるごとリフォームは大金がかかりますので、じっくりとご検討したいものです。
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