全面リフォーム 契約から工事着手までの期間が大切
全面リフォームにおいて、
契約してから工事を着手するまでの期間は非常に大切です。
契約するまでは、業者選びや価格交渉までも、施主側に大きな選択権がありますが、
契約時には、お互い対等な請負契約を交わすわけですから、工事内容に何が含まれているか、
理解した上で契約したということが前提になります。
ですから、契約後に工事内容に希望する項目が入っていないからと言って要望すると、
追加の見積もりが上がるのは当然という事になります。
業者さんによっても様々ですが、
通常は、使用する商品の色決めや棚の高さなどの詳細は、契約後着工までに決めることが多いようですので、
契約時に安いからと言って業者を決めてしまうと、後々いろいろと追加項目があがり、結果として高くついてしまう、
という事に注意が必要です。
しかし、契約してから工事着手までは、やはり工事内容をじっくりと確認するべきです。
工事着手に向けて荷物を整理するうちに、契約時には気が付いていなかった、床の傾きや、壁の穴などが
工事範囲外に見つかったなら、やはり一緒に直してもらったほうが良いと思われるでしょう。
他にも、コンセントの位置や窓の大きさなど、
図面だけではなかなか解りずらい事がほとんどです。
実際の現場や、ショールームなどで実物を見たり、メジャーで位置や大きさを確認したりして、
出来上がりのイメージを出来るだけ具体化しておいたほうが良いと思います。
せめて、工事着手前にしっかりと提案を受け、
仕様も金額も確定、確認したうえで着手したほうが良いという事です。
どうしても工事着手後に追加変更をする場合、
仕様変更前の材料が現場に届いてしまったり、大幅に納期が遅れたり、
既に工場では出来上がっていて、キャンセルがきかず余計なコストが掛かったりといった
トラブルもあり得ます。
契約から工事着手までは、
詳細な打合せの他に、荷物の片づけや、仮住まいの準備などを
日々の暮らしで忙しい最中に進めなくてはなりません。
大変なストレスですし、体調を崩してしまっては、
元も子もありません。
せっかくのリフォーム、
契約から工事着手までの期間、いつまでに何を決めなくてはならないか、
施主側の手配で進めなくてはならないものは何か、
などを 契約する前に確認しておきましょう。
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