古民家のリフォームを考えた時には
相見積を取ることが大切になってきます。

現に、これからリフォームを考えようとする古民家にお住まいの方でも
何社か見積をとって、比較しようと思う人は多いと思います。

ところが、私たちがリフォーム営業をしていた頃、実際に見積依頼されて
そのお客様のお話をじっくりと聞かせてもらうと、他で相見積をとられている会社が、
私たちプロの目から見て、古民家を扱うのにあまり適していないと思われるところが、
１～２社その候補の中に混じっていることが多いのです。
もちろん工事内容によっては、私の以前勤めていた会社が適していないなと思われる場合もありましたので、
その場合はこちらからその旨の事情を話して断ってもらうこともあるんですが、
問題は、
「あまりご依頼の内容は得意でもないし経験も少ないけども、ちょっと無理をしたらできるんじゃないかな」
というくらいの事であれば、やはり営業としては
「出来ますよ」
というようなことを言ってしまうこともあるということです。
リフォーム会社の営業という立場は、受注をしてこその仕事です。
もちろん完全なウソをつく営業は論外なのですが、
不得意なことであっても、できなくないことであれば当然できるかのように説明をしてしまうことがある訳です。
もっと適した会社がほかにあるのに、です。

お客様の立場からすると、
実は見積をとるのに、まずどの３～４社を選ぶのかは
本当にかなり重要なことなのです。
けれど実際は近くで工事をしていたからとか、
たまたまチラシを見たとかで
「どうせまだその会社で決めるというわけでもないし、他にも相見積をとるからいいや」
ということで、取りあえず呼んで話を聞いてみようということになると、
本当の意味で比較にならなかったりして、本当の意味で競合させるメリットが失われてしまうことになるのです。
本当に納得できるいい会社を選ぶためには
どこの会社に競合させるのか
ということを
じっくりと調べられることをお勧めします。

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