古民家リフォーム 工事車両と狭い道
古くから建っている古民家や旧家と呼ばれる家は
整備された大通りに面していることが多くありません。
昔からの街道や農道といった古い小道が続く地域にこそ
昔ながらの日本家屋が綺麗な状態で残っているのです。
さて、そんな古民家をリフォームをしようとする場合、
どうしても問題になってくるのが工事車両の扱いです。
工事してくれる大工さんなどは、例えば軽自動車や軽トラックで来てもらう
などの工夫ができるかもしれませんが、
例えば足場資材や長さのある建築資材、どうしてもかさ張る住宅設備機器や
玄関ドアやサッシなどのアルミ製品など、
大型のトラックでなければ運べないものも中にはあるのです。
すると、大型トラックで運べるところから実際に家の場所まで
人の力で運んだり、台車に乗せてゴロゴロ押して運んだりすることが必要になります。
するとその運搬作業に時間が割かれ、作業が思うよりもはかどらなかったり、
それによって工期が長くなってしまったりと、
実は思いのほか影響が出てくるのです。
しっかりした業者の場合は、そのあたりも事前にしっかりと計画をしてくれます。
当然最適な方法で工事を進めるためにどうすべきか、というところも当然ですが、
運搬にかかる手間もあらかじめ計算して提示してくれたりします。
実際に費用が余分にかかったからといって後から請求されるようなケースもあり、
どのように工事を進めるかを事前にきちんと計画してくれる業者はやはり安心できると言えるでしょう。
また、搬出入の計画については、ともすればご近所に多大な迷惑を掛けることになり
迂闊なことはすべきではありません。
移動距離が長かったり、道路が狭いからといって、
産業廃棄物などの解体後のゴミを周辺にまき散らして帰られたら、どんな気分になるでしょう。
建物の出来栄えもとても重要ですが、本当に満足できる工事というのは
その工事途中のプロセスでさえも美しかったりきちんとしていたりするものです。
立地条件が悪いところに建っている家ほど、業者選びは慎重に行わなければいけないのかもしれません。
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