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古民家リフォーム 丸太を見せる

古民家のリフォームの大きな特徴のひとつとして、構造部材を大胆に見せる手法があります。

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元々、古民家というのは大きな梁と柱(大黒柱など)、
そして差し鴨居と呼ばれる鴨居と梁とを兼ねた横架材などで構成されていて
今の新築木造住宅で用いられる材木よりもはるかに大きな木材が使用されています。
今ではそういった大きな木材を手に入れることも難しくなり、貴重な部材だといえるでしょう。

天井で隠されていた大きな丸太梁などは、あえて表に出して見えるようにしてあげることで
現代の住まいには少なくなった、木の家に住んでいる感覚や
家の伝統・歴史を感じさせてくれるようになりますし、古民家を利用した店舗などが注目されるように、
「温故知新」を実現するのにはもってこいの方法になるのです。

ところで、梁を見せるようにするということには気を付けておかなければならないポイントがあります
それは断熱の問題です。
それまであった天井裏の空間(空気層が熱を閉じ込めていた)がなくなることで、
その下の部屋(特に2階)はとても暑くなってしまうことがあるのです
丸太梁は通常屋根の直下部分に設置されていますから、この断熱との関わりは意識しておく必要があります。
幸い、現在は断熱の技術も進み、高性能の断熱材があります。

屋根の下に断熱材をしっかりと入れ、屋根の形状に合わせた高い位置で天井を仕上げてあげると
大きな梁が存在感を発揮してくれることでしょう。
古い物を新しい住まいの中で甦らせるには、最新の技術との融合もまた大切な要素になってくるのです。

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