大規模リフォームを検討するときに、実は意外と簡単に考えられがちなのが玄関の収納です。

玄関の収納というと、まずは靴を含めた履物が思い浮かびます。
最近では造り付けの下駄箱もかなり普及してきており、
天井近くまである背の高い下駄箱があれば、かなりの靴を収納できるようになっています。

ただし、プランニングの段階で、
その家の家族構成や実際の靴の量までしっかり確認して
計画に反映させてくれる担当者は、実は多くはありません。
玄関のスペースに下駄箱が収まることだけを念頭に置いて、
玄関の収納スペースが決められてしまうことが多いのです。
しかし、すべての家庭でそれで十分という訳ではありません。
特に女性の人数が多いような場合、靴の数は格段に増えます。
また、年齢に関わらずブーツを愛用する人も多くなっていますから、
普通の靴以上に場所を取ってしまうこともよく見られます。

そう、家族によって玄関に必要な収納の量は大きく幅が出る可能性があるのです。
靴の少ないご家庭は問題ないのですが、多い場合にはよくよく考えておかなければなりません。
また、玄関に置いておくと便利なものは靴以外にも
ゴルフバッグや傘、子供のボールなどのおもちゃ類、ベビーカー、ガーデニング用品など
趣味やスタイルによっては、玄関の収納を充実させておけば、他のスペースが片付くということも考えられます。
間仕切りを作って、お客様が通る玄関と家族が利用する玄関を分けても便利でしょう。
雨の日にレインコートを掛けておく場所があっても重宝します。
宅急便の受け取りように認印を収納する場所も・・・。
実は玄関にはオーダーメイドの収納の醍醐味があるのです。

そして、玄関の形状を変えたりできるのは、
間取りの変更まで視野に入れる大規模リフォームだからこそ。

ぜひ、じっくり取り組んでみてください。

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