大規模リフォーム 減築するという選択肢
大規模リフォームの計画をするときに、よくある要望として
日当たりを良くしたい、というものがあります。
その方法にはいくつか考えられますが、
窓の大きさに関連する部分が大きいというのは容易に想像ができます。
ところが、闇雲に窓を増やしていいかというと、
構造の問題もありますからそういう訳にもいかず、
ある程度の限界があったりします。
また、家の真ん中や北側の部屋などの場合には
どうしても明かりが届かなかったりする場所もあり、
プランニングに苦労するような場面もしばしば見かけられます。
そんなときに、もちろん全部の家には決して当てはまるものではありませんが、
ある発想によって、これを解決する事例をご紹介したいと思います。
それは、「減築する」という考え方です。
家のある部分を削り取ることで、残った部分に光を採り込もうというのがその主旨で
想像以上に残された部屋の環境を変化させることができます。
もちろん、家を減築するということは、部屋数、あるいは
部屋の面積が狭くなるということです。
家が狭すぎて困っている…という人には当てはまりませんが、
実は大規模リフォームを計画する人の年齢は
若い人よりも、実は中年以上の定年を迎えたようなご夫婦が最も多いのです。
子育て真っ盛りの世代と違って、実は子供部屋だったところが物置になっている…なんていう家はたくさんあります。
そうなれば、少し荷物を整理する必要はあるかもしれませんが、
いらない部分を削ってしまう、なんていうことも
あながちあり得ないことではなくなってくるのです。
大規模リフォームの本質は、そこに住む人がいかに暮らしやすくなるか、
そのためにどうすべきか、というところにあります。
その答えが部屋の数や広さになかったとしたら…
あえて部屋を減らしてみる、
そういうことも考えてみても良いのかもしれません。
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