リフォームコンパス

全面リフォームお見積り 坪単価と積算について

全面リフォームを行う時に、
坪単価で見積りを行う仕組みがあります。

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例えば、延床面積が40坪の場合、
坪単価が20万円であれば、800万円のお見積りになるというようなことです。

ここで、重要なことは、大抵の場合、この800万円というのが,
あくまでも標準工事と呼ばれる内容だけに限られるということです。
通常は、企業側が予め、その仕様や工事内容を決めています。
外壁は、この材料で塗装するとか、
お風呂はこのシリーズのUBにやり替えるとか、
床下はシロアリの予防処理を行うとか、
洋室は床をフローリングで上張りし、クロスを張り替え、出来り口ドアを取り換えるとか
とりあえず、全面リフォームに必要なことがおおまかに設定されています。

この坪単価の仕組みのメリットは、一般論にはなりますが、
積算方式と比べると、施主にとっては費用が判り易いことと、
パックになっている分安くなっていることでしょう。
(もちろん、企業の坪単価の設定の仕方によっても変わるとは思います。)

但し、この坪単価のお見積り方式で注意しておかなければいけないことは、
自分たちが希望する全面リフォームにおいて、すべて満たされているものではなく、
標準仕様に入っていないものは、基本的にオプションになってしまうと言うことです。

例えば、
外壁はサイディングにしたい、フローリングを無垢材にしたい、
浴室にミストサウナを付けたい、太陽光発電を利用したい、などなどです。
そして、よくあるのが、
標準仕様というのは、基本的に仕上げに関する部分が多く、
下地などをやり替えなければならない場合もオプションになっていることです。
間取り変更するとか、和室を洋室に変える場合は、もちろん、下地からやり直す必要がります。
そういう場合もオプションとして坪単価に追加費用が掛かります。

ところで、ここで、よく坪単価は結局、おおざっぱな見積りで良くないように言われることがありますが、
一概には言えないでしょう。
この坪単価の仕組みのお見積りに納得されて満足されている人もたくさんいます。

また、逆に積算見積もりは昔からの方法で、
使用する材料と工事人工が詳細に記載されていることが多く、
一般的にはこちらの見積り方法を取られている企業さんの方が多いでしょう。
但し、各工事ごとの見積もりが詳細に記載されていることは多いですが、
やはり、そのお見積りを見ても施主にとってはなかなか判りにくい側面もあることも否めないでしょう。

つまり、どちらが良いか悪いかということは、おそらく一概には言えないものです。
大切なことは、
どんな材料でどんな工事内容で行う予定なのかを、各箇所ごとに説明をしてもらい、
自分たちでもしっかりと理解しておくことです。

費用というのは、施主にとってかなり大切な要素です。
自分たちに必要な工事を、工夫もしながら出来るだけ安く適正な価格を見積もってくれることが大事ですので、
あくまでも、坪単価方式か積算方式かは、
各企業さんごとの見積もりの方法に過ぎず、
その方法の違いだけで多くを判断すると危険なのかもしれません。

自分たちの家をしっかりと把握して、自分たちの家族のことを出来る限り理解してくれて、
より良いものを提案する姿勢を持っていることが、全面リフォームでは非常に大切なことになると思います。

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