全面リフォーム 価格と品質
全面リフォーム 価格と品質
全面リフォームには、価格はいったいどれくらいかかるものなのでしょうか。
住宅の全面リフォームは、部分的なリフォームと異なり、たくさんのお金がかかります。
価格はどのように構成されているかと言うと、
主には➀設計費、②材料費、③人件費、④諸経費、⑤利益に大まかに分けることが出来ます。
①設計費について |
部分リフォームとは異なり、全面リフォームの場合、間取りを変更したいといったご希望も多く見られます。
間取りを考える際には、動線や使い勝手、耐震性、採光、風の通り、など構造や意匠、設備等多面的に考慮する必要があり、
それにはやはり建築士やインテリアプランナーなどの資格を持った人間が設計したほうが良い事が多いものです。
建築士などの場合、設計や管理などに報酬を得ることが認められており、施主に対して設計費として上積みされます。
②材料費について |
建築資材を指します。屋根、樋、外壁材、サッシ、床材、ドア、キッチン、バス、洗面、トイレ、給湯器などなど、
リフォームに必要な材料全てを指し、細かくは柱や梁などの木材から、下地モルタルや内装クロス、
配線、給水・給湯・排水配管、水栓金具等に分けられます。
また、それぞれにおいて多様な材料があり、保温材の有無や、使用する数量などにより価格が変わります。
③人件費について |
大工や左官、内装、電気、水道、足場、屋根など、職人の手間代の事で、よく人工(にんく)などと言われ、
1日当たりの日当を換算した賃金がかかります。
一般に建設業には、それぞれ専用の資格が必要となり、電気工事や水道工事など、有資格者による施工が必要です。
人工代は手伝い程度の職方は安かったりしますが、工事内容や規模により必要な日数が概ね出てきます。
全面リフォームには、解体してみないと分からない箇所もあり、着手後に追加が生じる場合は、
この人件費がかさむことが多くあります。
④諸経費について |
直接的な工事費とは別に、工事保険やその他経費を指します。
⑤利益について |
会社の利益となるところです。
近年ではインターネットも普及し、相見積もりも定着しており、
不当に高く見積もることは、結果として受注に繋がらない事も多く、適正な利益の中で、より満足度の高い
リフォームを提案する企業も増えてきております。
では、全面リフォームにおいて、価格のみで比較することが良いのか?
という事に対しては、やはり要注意と言わざるを得ないでしょう。
例えば、クローゼット収納を新しく設置する、とか、便器を入れ替える、などといった部分的な工事であれば、
工事内容も大差なく、あとは材料が安く入る業者の方が有利となります。
しかし、全面リフォームの場合、設計内容や、使用する材料、その工事にかける手間ひま、安全や近隣対策などの直接建物に関わらなくても、
必要として計画する場合など、
大きなコストと期間、労力に対して得られる満足度の違いを考えると、
一概に価格だけで決めてしまってはどうかと考えられます。
全面リフォームにおける「価格と品質」は比例していると考えた上で、
じっくりと吟味する必要があります。
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