リフォームの諸経費というのは、どういったものでしょうか。

お施主様の立場からすると、支払う費用に含まれるので
どのようなものにお金がかかっているのかが気になります。
特に、全面リフォームなどの大規模リフォームの場合は
その金額が結構大きくなりますので、余計に放っておけません。

諸経費というのは、
多くの業者さんは、工事金額のだいたい１０パーセント程度が多いようです。
その内容は、業者さんによってそれぞれですが、一般的には建設工事保険や施工図作成、
社員の交通費、工事管理の人件費などが含まれることが多いのでしょう。
つまり、現場管理費といって、工事をするうえで、直接の工事内容の、
仮設を含め、工事にかかわる材料や人件費以外のものの費用と
一般管理費といって、営業や事務的なことにたいする経費になると言われます。
なので、業者さんによっては、その費用が実際には使われないことがあるのです。

例えば、図面を作らなかったり、工事の管理にくることが少なかったりすると
その分費用は掛からなくなります。
そういう意味では、何に使われるのかを聞いておくと
その内容のことをしないといけない抑止力が働くことも考えられます。

しかし、よく考えてみましょう。
よく値引きを要求すると、大抵、この諸経費から値引きしますと言われます。
では、その分、業者は何を省くのでしょう。
工事監理の人件費や施工図作成などと説明をされていたら
そこに、諸経費から値引きをすると、その費用が出なくなってしまいます。
実際にはありえません。

なので、諸経費というのは、上記の内容で間違いないですが、
詳しくは、その集合体で管理費などに使われているということです。
１件１件の個別にその金額を使われるということはないということです。
建設工事保険くらいのものではないでしょうか。
大抵は会社で決められた必要な経費で、見積もり金額にいれるように決まっているものです。
つまり、無くてはならないものだということでしょう。
しかし、自分のところの経費が必ず必要なものではないとも言えます。
そこは、業者さんと話しあいになると思います。
交渉の余地はあるかもしれません。

よく、値引きをすると、その分何かを省かれるからいけませんと言われることがありますが、
理屈の上では正しいようにも思いますが、
大規模リフォームを行う業者さんでは、実際にはそのようなことは無いことが多いでしょう。
多少の値引きのせいで、信用を失うことになってしまいかねないからです。
もちろん、程度によりますが。
やはり、少しでも安い方がよいものです。
出来るだけの費用削減はしたいものです。

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