住宅を全面リフォームするときの、資金が必要なものを考えてみましょう。

まずは、業者さんの工事金額。
これは、全面リフォームにおいては、
家の状況や立地条件、
ご家族の考え方やときに法律によって変わります。
もちろん、業者さんの価格帯や見積もる内容によっても変わってきます。
見積もる内容というのは、
見積り段階において、材料の種類や質、グレード、
または、どこまで解体するか、下地をどの程度施工するのか、
足場や養生などの仮設工事をどの程度行うのかなど、
工事の品質内容によって、大きく変わります。
例えば、フローリングの場合、使用メーカーのどのグレードなのか、
または、無垢材なのか、
さらに、下地をやり替えるのか、上張りするのかなどによっても金額が変わってきます。
それは、すべての使用材料や施工内容によっていえることです。
そういう意味では、
よくご希望を統一して、出てくる提案を見比べてみましょうと言われますが
基本的に会社の特徴が変わり、得意分野で提案してくることが多いので、
その比較も現実にはなかなか難しいことがあります。
つまり、事前にある程度的を射た工事金額を予算として設定することは難しいということになります。
なので、最初からご自身の工事に妥当な金額を予算として設定しようとせず、
ご自身の使おうと思う金額をご予算として設定しておいてよいと思います。
そのうえで、業者さんにご要望をすべて伝えて、見積りをしてもらい、
本当にしたいことや使える金額などを修正していくことが必要になります。

ただし、忘れてはいけないのが、別途内容や追加費用です。
カーテン、証明器具、エアコン、家具、家電、ガス工事、また、各種申請費、駐車場代、
など別途になっている業者さんが多いようです。
また、全面リフォームともなると、追加費用が大きくかかる場合があります。
業者さんには、必ず、どれくらいの追加費用が掛かる恐れがあるのかを
必ず聞いておきましょう。
以上を、すべて見越しておいて、ご予算を立てておくことが必要になります。

つまり、最初はある程度の金額を考えて、
業者さんに無料提案・見積もりを依頼してから、順に正確なご予算を決めていけばよいと思います。
大切な資金計画、じっくりと検討しましょう。

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