住宅ローンが残っている場合のリフォームの資金計画
大型のリフォームとなると、自己資金だけではなかなか賄えないケースが多くなります。
そういうときに必要なのはローンになります。
ローンを組もうとするときにはいくつかのパターンが考えられますので、今回は
新築時のローンがまだ残っているが、それなりに大きなリフォームを考えている…というケースで考えます。
詳しい話をする前に、まずはローンについても種類があることを知っておきましょう。
新築したときのローンというと、これは多くのケースでは「住宅ローン」を組まれていることになります。
銀行の住宅ローンもあれば、銀行を窓口として国のお金(旧住宅金融公庫)などから借りていることもあるでしょう。
新築住宅にはそれなりに大きな費用がかかりますから、多くの場合には長く、安い金利で借りるという事を考えます。
そこに使われるのが住宅の取得のためだけに利用される、住宅ローンということになるのです。
30年とか35年とかいう長期間で低金利で借りられる優れたローンになりますが、
これは無担保ではありません。土地・建物双方に金融機関によって抵当権が設定され、
万が一返済が滞ったときに、貸し倒れがないようにされているのです。
さて、そんな住宅ローンを利用中でありながらも、10年20年と住んでいると、家族構成も変化して
リフォームをしたくなったり、しなければならなくなったりします。
また住宅ローンを借りたらいいじゃないか・・・と思いますが、実はそうはいきません。
借りようとするところが同じ金融機関であれば、相談にのってもらえるとは思いますが、
別の金融機関だった場合、
他行ですでに抵当権が設定されてしまっている物件には原則的には貸しません。
2番目の抵当権では万が一のときに回収できないことが容易に想定できるからです。
そんな場合に利用されるのが、無担保ローンというものです。
これは、その人の収入や返済能力のみで判断して貸してくれるというもので、
銀行が用意している「リフォームローン」の多くはこれに該当します。
抵当権を設定しないでお金を貸そうというのですから、その代償として金利が高かったり、上限金額が低かったりします。
イメージ的には車を買おうとして銀行でお金を借りるような感覚です。
返済期間も当然短くなっています。
実はこのようなリフォームローンの場合には、大規模リフォームを想定した商品設定がされていないのです。
結果的に、例えば上限が200万円まで・・・だったりと、あまり使えないことが多いようです。
では、どうしたらいいかということになりますが、
実はもうひとつの選択肢があります。
それは、リフォーム会社が用意している「提携ローン」と呼ばれるものです。
信販会社がその主体になっていることが多く、
リフォーム会社の信用力まで含めた形で借主を判断し、無担保で比較的高額、長期間貸してくれるというものです。
提携ローンというだけあって、審査も手続きもかなり簡略化されていて楽です。
また、固定金利で諸費用が不要となっていることが多く、返済総額で比較すると銀行のローンと遜色なかったりします。
問題は例えば同じ信販会社のリフォームローンだったとしても、自分の頼むリフォーム会社によって
金利が変わるということです。
見積金額が安いからと思っても、信用力が低い会社の場合には金利が高くなってしまっていて、
実は損してしまう・・・ということも考えられるのです。
すべて自己資金で考えるという場合には、まったく関係のない部分にはなりますが、
ローンで大規模なリフォームを考えたいという場合には、こうした話は十分知っておくべきでしょう。
まずはこのようなローンの件も含めて相談できるリフォーム会社、そして担当者に出会うことが大切だといえます。
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