住宅リフォーム 費用の違いは何?
住宅リフォーム 費用の違いは何?
住宅リフォームにおいて、大がかりな工事になるとその費用はとたんに分かりにくくなります。
例えば、キッチンを変える、トイレを変える、または、外壁を塗装する、など
部分的なリフォームでは、相場があり、比較的に価格は分かりやすいものとなります。
しかし、一戸建て住宅を耐震補強もして全面リフォームする、マンションのフルリノベーションをする、
などでは、何社か相見積もりをしていると費用が大きく違うなんてことが多くあります。
「全社に同じように伝えたはずなのに・・」
その理由はいったいどこにあるのでしょう。
提案への考え方の違い、会社なりの工事品質の違い、会社ごとの仕様や利用素材の違い、ご要望の解釈の違い、
などが挙げられます。
では、ひとつづつ具体的に視ていきましょう。
【大がかりな住宅リフォームで見積り額が違う理由】
提案への考え方の違い |
例えば、和室と台所を一つのLDKにしたいと要望したとしましょう。
よくあるリフォームのカタチです。
そうすると、当然、リフォーム会社は、
判りましたということで、間の壁を撤去して必要な補強を行いLDKの間取りに変えて仕上げを行います。
しかし、一方、
なぜ、LDKにしたいのですか?と、明るくて広くしたいと判り切ったことを聞く会社があるとします。
そうすると、意外とお客様ごとに違った動機や想いをお話されることがあるのです。
つまり、そのご家族特有のご事情によるものです。
例えば、今は和室でご飯を食べているが、3人の息子が大きくなってきて食べる時間がそれぞれ違うから、
運んだり片付けたり結構大変なの。だから、LDKにしたら対面にして楽になるかと思って。
と言われたとします。
そんな話を聞くと、リフォーム会社からは、
それなら、ダイニングテーブルの横に、食堂であるような料理を置けるガラスの収納があればもっと便利ですね
と提案が増えるかもしれません。
そのように、提案において、じっくりと聞き取りしてより良い提案をしようと考えてくれるかどうかによっても
内容によって費用が大きく変わってくることがあります。
もちろん、どちらが自分たちに合っているかどうかは、
それぞれのご家族の考え方によって変わると思いますが、
費用面の違いの一つに挙げられるでしょう。
会社によっての工事品質の違い |
例えば、洋室のクロスを貼り替えを要望したとします。
その場合、
クロスをめくって上から新しいクロスを貼ることが一般的です。
しかし、会社によっては、
新しいクロスを貼った際の不陸やしわなどが起こりやすいことから、
下地ごと変えることをルールにしていることもあります。
そうすると壁と天井のクロスを貼りける工事でも、面積が大きい分だけ費用は結構変わってきます。
もちろん、これも家の状況や使い方、お考えによってもどちらが良いかは変わってきます。
例えば、子供さんが独立してその部屋を物置の様に使われているなら多少しわがよっても良い場合、
そんなに長くは住まないので安い方が良い、などです。
ただ、この一つづつの工事の内容の違いは費用の違いの大きな要素となります。
そういう意味では、費用の違いの一番の理由として挙げられると言えます。
ちなみに、この違いは見積り書だけを見ても分かりにくいことが問題です。
この部屋の工事はどのような工事内容として見積もられているのか、
見積もり書面で見極めるのは至難の業です。
なので、大がかりなリフォーム工事の場合は、
見積り説明の際に、各部屋ごとの内容をその場所ごとに説明してもらう様にした方が良いでしょう。
会社ごとの仕様や仕様材料の違い |
会社ごとに使う材料などに違いがあります。
というのは、基本的に同じ材料を使うとその分仕入れる料が多くなり、
建材メーカーから安く仕入れる事に繋がることが一因でしょう。
そして、一般的には材料にはグレードがありますので、
良いものをつかえば高くなるのは当然と言えます。
しかし、この使用材については、予め会社によっては決められていることがあるのです。
わが社はこちらの商品を使用していますというものです。
それが、内装材や水回り商品、外装材や下地など材料の多くに関係しますので、
ここによる違いも無視できません。
費用面を比較する上では、
会社ごとにどんな材料を使用するのかを確認しておくことおが大切です。
ご要望の解釈の違い |
例えば、「家を全面的にリフォームしたいの」と伝えたときに、
お客様によっては、
クロスやフローリングなどキレイにしたいという方と、
間取り変更も含めて下地ごとやり替えたいという方とでは、
工事内容が当然大きく違ってきます。
もちろん、この例えはおおざっぱなものではありますが、
ご要望を聞き取る際のリフォーム会社の捉え方が違っていることがあります。
というのも、大がかりなリフォームの場合、
このご要望というのを整理しておくことは実は難しいものだとも考えられます。
こうしたいと思っても、それがそもそもの問題を解決する方法として一番よい方法なのかどうかが
判断できないからです。
その為、出来れば、要望とともに、困っている事やご不満な事、または、ご不安なことなど、
そもそもの自分たちなりのストレスを必ず伝えておくことが大切です。
そうすることで、ご要望の意図が分かりやすくなり、
的確な提案が出てきやすくなるのではないでしょうか。
それどころか、自分たちの事を理解してもらうことで、想像以上の提案になって帰ってくることもあり得ます。
「要望よりもお悩みを」
ぜひ、試してみてください。
以上、大がかりなリフォームでの相見積もり時の費用の違いについて、
特に大きな原因になり得るものを記載してみました。
今後の比較に役立てていただければ幸いです。
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