住宅は年月が経つと傾いてきます。

経年変化というものです。
数々の地震を経験したり、車両の振動、雨風を受けて徐々に歪んでくるのです。

しかし、状況によっては原因を疑わないといけません。
それは、程度と範囲です。
例えば、ある部分だけ極端に床が下がっているとか
全体的に片方に傾いているなど
通常の経年変化ではないような傾きが見られる時があります。

その場合は、建物の骨組がおかしくなっていることや、
地盤が何かの理由で下がってきたりしている場合が多いようです。
まずは、その原因をしっかりと把握することが大切です。
考えられる原因から対策を講じることになりますので、
それを間違えば、また、傾きが起きることもあり得るからです。

そして、その対策として
柱や梁、地盤や基礎を補強したり、時にはジャッキアップをしなければならないこともあり、
床や壁をめくっての作業になりますので、
全面リフォームを同時に考えるタイミングになり得るのです。
傾いている家は築年数が相応に経過していることが多いので、
傾きの部分だけを直しても、５年後などにその他の部分を直さないといけなくなると、
復旧するときに新設した部分も、再度やり直さないといけなくなる恐れがあります。
また、色合いなども制限を受けるので、同時にリフォームしておくと良いかもしれません。
ぜひ、お考えになられてみてはいかがでしょうか。

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