住宅の全面リフォーム 担当者の見分け方
住宅の全面リフォームを考えるときに、
窓口となる担当者との関係性は非常に重要です。
規模が大きくなればなるほど、
リフォームの成功を左右するといっても過言ではありません。
会社の商品や施工体制、などハードとして検討するものとは別に、
自分達の暮らし方、住まい方に担当者がどれだけ共感してくれるかということは
満足度に大きく関わってくるのです。
では担当者を選ぶという視点では、どこにポイントを絞っておくとよいのでしょうか?
おそらく一番大切なところは、
自分達が要望することに対しての受け止め方なのだろうと思います。
一流の営業マンは
「なぜこのお客さんはそんなことを考えるのだろう?」という考え方をします。
ひとつひとつの要望に対して、
「なぜそう思うのか」という原因や理由を考えながら提案をしていきます。
住まい方は家庭や個人によって、千差万別です。
本当に心地よい住まいとは、
そういう住まい方の点で完全にオーダーメイドになっていることなのではないでしょうか?
「こうしたらいいですよ」という提案ひとつひとつが最近の傾向だから、
流行っているからというものでは、5年、10年先には古いものになりかねません。
自分達の住まい方にぴったり合った家というのは、
家族間に変化がない限りはずっと快適に使っていける家になるのだろうと思います。
住人の住まい方をしっかりと汲み取って提案してくれる姿勢、
それこそが家づくりのパートナーとしてふさわしい相手になります。
ですから、打合せの中で要望を伝えたり、逆にヒアリングを受ける場合には
相手の担当者の聞き方、要望への理解といった姿勢の部分に
着目してお話してみてください。
すぐに「分かりました」というよりも
「なぜですか?」と聞いてくれる人です。
何も考えずに打合せを進めるよりも、
はっきりと違いが見えてくるはずです。