住宅の全面リフォーム 最初に考える事
全面リフォームのプランを考えるときに最も考えなければいけないのは、
「いま何に困っているのか?」ということです。
不便だったり、使いにくかったりする家の問題が、
特に家で過ごす時間の長い奥様にとっては苦痛になったりします。
つまり、問題点をあぶり出すということはとても重要な作業です。
ですが、今現在の問題だけに焦点を合わせてしまうと、
近い将来に困ることも出てきたりします。
全面リフォームを考えられるお家で、
10年後にまたリフォームをされるケースは非常に稀です。
大抵は「これだけ家を触ったら、もう大規模なリフォームをすることはないな」
とおっしゃられます。
つまり、今困っていることが10年後にも困っているのか?ということなのです。
最も顕著に現れるのが、家族の問題です。
子供は育てて大きくなると、やがて独立していくことが多くなります。
部屋数が少ない少ないと悩んでいても、
10年後にはガランとして2階は物置状態・・・なんてことも珍しくないのです。
その都度家族の変化に合わせてリフォームができれば理想なのでしょうが、
普通はそうはいきません。
今の家の中で問題になるところは、果たして10年後にも同じ問題なのだろうか?
自分達の生活スタイルの変化も少し予想しながら、ちょっと長い目線で考えてみると
新しいアイデアも浮かんでくるかもしれません。
プランを担当者任せにせずに、色々自分でも考えてみる、
そんなことも満足度の高いリフォームには必要なことかもしれませんね。