住宅リフォームにおいて、最初に「リフォームしたい内容を整理しておきましょう」とよく言われています。

しかし、全面リフォームなど大規模なリフォームでは、
具体的にどのようにリフォームしたいのかを整理するのは、実は難しいことです。

そもそも、どんなことが出来るのか、他に良い方法はないのか、など
整理しようと考えていても、どんどん疑問が出てきてなかなかうまくいきません。

つまり、どのようにリフォームをしたいのかを具体的に決めることは、困難な事が多いのです。
さらに、このようにしたいと考えたことをお話すると、
業者さんは、お客様の言う通りにしようとしますので、
その内容が本当に良かったのかどうか不安になってきたりします。

では、どうすればよいのか？
それは、リフォームしたいご要望の理由やリフォームを考えたキッカケ、リフォームすることでの家族への想いなど、
自分たちの事を理解してもらうことが大切です。
その為に、困っている事や不安な事、不満な事など、または、何のために、だれのために、などを整理して
現状の生活におけるストレスをお話することです。

その結果、どのように解決するのかは、プロにも考えてもらうと
より良い方法が出てくるかもしれません。

もちろん、その内容がご自身にとって納得できないこともありますが、
その時は、それをたたき台に、さらなるお話を重ねていき改良していくと良いと思います。

何より最初の段階からいろいろなお話をして、コミュニケーションをはかることが大切です。
そして、出来るだけ自分たちのことを共感してもらうことで、より良いリフォームのカタチが生まれる可能性が上がります。

具体的なご要望よりも、現状のお悩みを整理して、伝えられるようにしておくとよいかもしれません。

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