全面リフォーム 窓の位置
全面リフォームの場合は、間取りの変更を伴うことが多いので、
窓の位置が移動したり、形状が変化したりすることがあります。
実は窓のサイズや位置が変わるだけで、
同じ空間での明るさや雰囲気は劇的に変わる場合もあるのです。
例えば、今まで見えていなかったお隣の素敵な植栽が見えるようになったり、
窓を大きくすることで明るく全く違う空間に変化したりということが起こります。
ところがプランニングの段階では、どうしても内部の間取りを中心としてお話が進みます。
使い勝手はどうか?水廻りの場所はそこでいいのか?といった具合です。
そのときに配置次第では、
お隣の窓と向かい合わせの位置に窓が来て、開けている時に目が合ってしまったり、
外から家の中が丸見えになってしまったりという残念なことが起こりかねないのです。
最初から窓ありきで家のプランを決めることはできませんが、
ある程度部屋の配置や形状でいいなと思えるプランができてきたら、
一度、外から見たらどうなんだろう?
その窓の位置で視線は気にならないだろうか?
ということを確認しておいた方がよいでしょう。
アルミサッシは様々な形状のものが販売されています。
同じ位置でも配置を高くしてみたり、逆に低く設置してみたり、
ということで外からの視線を回避することもできます。
このようなデリケートな部分については、
すべての担当者(建築士であっても油断はできません)が
配慮して設計しているとは限らないのが実情です。
後から窓をやりかえるとなると大きな問題になります。
ぜひ事前に確認(「どうなりますか?」と質問を投げかけるだけで
相手は「はっ!」と気づくことがありますから)をしておきましょう。