全面リフォーム 面積を把握しておく
リフォームの工事価格というのは、工事をする部位と内容によって大きく異なります。
しかし、全面リフォームを計画し、初めて業者さんに問い合わせをしたら、
業者から先ず聞かれる事の一つに
「お客様の計画されている家は延床面積は○○㎡ですか?」という質問があります。
延床とは、家全体の総床面積を指し、例えば2階建ての家であれば、1階と2階の床面積の合計を
㎡(平方メートル)で教えてほしい、と言う意味です。
類似用語に「建築面積」と聞かれる事もありますが、
こちらは建築面積と言われる「建物が敷地に対してどれくらいの割合を占めるか」を知るための面積で、
通常であれば1階の床面積に、玄関ポーチの屋根や2階のせり出した部分等が足されます。
全面リフォームの場合、屋根や外装、部屋の数や水廻の箇所数等で
概算のコストが分かるケースがあります。
もちろん、屋根一つとっても、既存の屋根瓦の種類や、傷み具合によって金額は大きく変わりますから、
あくまでも概算となるので、注意が必要です。
詳しくは実際に現地調査を依頼し、劣化状況を把握してもらう必要があるでしょう。
ただし、全面リフォームの実績・経験がある業者であれば、
少なくとも延べ床面積と構造・階数、築年数等の情報から
考えられる法的な規制や、構造に対する不安解消のためのアプローチ方法、
全体的なコストの大まかな把握までは出来るものです。
逆に現地調査もしない段階で「高くつくから建替えのほうが良い」とか、
「古い家だから、耐震補強もすごく大変」という業者さんの場合、
あまり経験が無い可能性もあります
(経験は豊富だけども、リスク説明のため大げさに言っている可能性もあるので、一概には言えませんが)。
見積りを取るべき業者を選ぶために、
予め構造や延床面積、築年数などは整理しておくと良いかもしれません。
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