リフォームコンパス

大規模リフォーム 風の通り道

大規模リフォームを検討するときには、
よく間取りの変更がテーマになることがあります。

これまで住んできた中で、使いにくかったり不便だったり、
昔の家の考え方は部屋数さえあればよい、というようなところがありましたから、
やはり住む人の暮らしについて改めて見直してみると、
使い勝手の悪いところがたくさんあるというのは、よくあることです。

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特に大きく使い勝手が変わる部分としては、
水まわりの配置とそこに至る動線を検討しなおすと
間取りもガラっと変わって、生活を一変させることができたりもします。
今まで南にあった水まわりを、グッと奥の北側にもっていったり、
東西の使い勝手を入れ替えてみたり、
大規模なリフォームだからこそできることも実はたくさんあるのです。
平面図を描いてもらって、様々なプランを検討していくと、
色々なアイデアが提案されることでしょう。

ところが、間取り・使い勝手を優先するあまり、つい見過ごされがちになることがあります
それは家の中の風の通り道です。

部屋の明かりについては、比較的意識がいきやすいので、
「あれ?この位置に水まわりをもってきたら、暗くなるんじゃないかな?」
と、比較的気づきやすいものです。
ところが、風の流れというのは採光に比べると考えが及ばなかったりもします。
プロだから当然考えてくれているだろうと決めてかかるのは間違いです。
リフォーム会社の担当者は、顧客の使い勝手を良くしようという観点から、
動線にばかり注意がいきがちです。
そこの家に住んでいなければ、普段流れている風の向きなどにも当然思いが及びませんから、
「風通しを良くしておきたい」と
要望としてわざわざ口にしておかなければ
窓さえあればいいでしょうと安易にプランしがちです。
ところが、水まわりの配置を変えることで、良い風が通っていたのを遮断してしまっては
それまでの家の良さが消されてしまうことにもなりかねません。

現状の家での不具合・不満なところを伝えることはとても大切ですが、
それと同時に今の家で気に入っているところを伝えておくことも重要です
そして、そういった意味で一年を通じた風の向きなど、
住む人でなければなかなか分かりにくい情報は、
できるだけ設計前に伝えておいた方が良いでしょう。
その結果、今までの家の良いところを上手に残し、
且つまったく新しく快適になった我が家を手に入れることができるのです。

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