大規模リフォーム 「要望を整理する」は間違い
大規模リフォームの情報をウェブサイトで探して見てみると、
「まずは要望を整理しましょう」
と書かれているのを、少なからず目にします。
要望を整理するとは、何をどうしたいのかを
明確にするということだと思いますが、
必然的に、どうしたいのかをしっかり考えなければならないということになります。
例えば、お風呂の位置を西の方に動かしたい、
ここに窓をつけて欲しいなど、
自分たちの考えたリフォームをより明確にして、
業者に伝えることが大切だ、ということになるのです。
では、考えてみましょう。
あなたはリフォームに関して、最適なプランニングをする自信がありますか?
実は明確にすればするほど、要望とはすなわち問題の解決策ということになります。
「何か不自由や問題だと思うことがあって、それを解決するためにこうしたい。」
それが明確化された要望ということになります。
ところが、それを整理するのは例えばリフォームなど
ほんの1月前までは考えもしなかった一般の人だったりします。
そう、要望を整理することなんて、できる訳がないのです。
では、どうすれば良いのかという話ですね。
実は大規模リフォームを成功させるためには、
自分や家族のことを親身になって考えてくれる
リフォーム会社の担当者の役割が非常に重要になってきます。
もちろん、経験や技術をもった人でなければなりません。
そして、問題を解決するための方法は、彼らの力を借りるべきなのです。
さらに言うならば、彼らの能力を最大限に引き出すような形で提案をしてもらい、
それを実現させることが重要なのです。
そのためには、リフォーム会社の担当者に情報を与えることが必要です。
どうしたいかよりも、
どこがどんな風に困っているのか、
どんな不安があるのか
これからどういう暮らし方をしたいのか
そこに暮らす人は誰で、どんな風に考えているのか
家ではそれぞれどんな過ごし方をしているのか、など
できる限りの情報を与えることで、
リフォーム会社の担当者はより具体的なイメージをすることができます。
そして、経験や能力の高い担当者になれば、
あなたが到底思いつかないような計画をもってきて、
「こうした方がもっと良くなりますよ」
と提案してくれます。
自分が普段使う仕事道具がぴったり収まるような収納が用意されていたり、
快適になったリビングに
自然と家族が集まって会話が増えたり、
キッチンと洗面所の距離が縮まって、
家事の時間が短縮できたり、
「リフォームして良かった」と心から言えるような
生活が手に入れられたりするようになるのです。
そしてこれらはおそらく、
”あなた自身が具体的に整理した要望”よりも
さらに満足ができるものになるでしょうし、
担当者にあまり自分たちの話をしなかった場合にも実現できるものではありません。
要望を整理するというよりは、
自分たちの困っていることや価値観を家族で共有し
あとはいかに良い会社、良い担当者に出会うか、
というところに注力するのが
実は最もリフォームの成功率を高めることになるのかもしれません。
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