大規模リフォーム ガス工事の準備
大規模リフォームや全面リフォームで、オール電化住宅等でなければ
多くの場合にガス工事が関係してきます。
ガスには大きく分けると2つの種類があります。
都市ガスとプロパンガス(LPガス)です。
実際に工事に着手しようとする場合、まずはガスの閉栓が必要になります。
閉栓の手続きはリフォーム会社が手配をして行ってくれる場合もありますし、
施主が自ら着工日までにやっておかなければならない場合もあります。
大きな解体を伴う工事の場合には、ガスが閉栓されていないと思わぬ事故が発生する可能性もあり、
その手続きについては事前に確認しておいた方が良いでしょう。
もちろん、大規模リフォームに慣れた業者であれば、事前にそういった点についてもアナウンスしてくれるでしょう。
ところが、部分工事しかやっていないような業者にうっかり頼んでしまうと、
こういった連絡や段取りといったところから、ほころびが出始めるのです。
また、特にプロパンガスでトラブルが起こりやすい例としては、
「ガス管は誰の所有物か」、という問題があります。
都市ガスではメーターから内側と外側で明確に工事分担も含めた責任範囲が定められていたりしますが、
プロパンガスの場合にはそれが明確でないことも多いようです。
場合によっては、「ガス管はうちのものだ。勝手に撤去したなら弁償をしろ。」
などという乱暴な主張をするようなケースも耳にすることがあります。
ですから、工事する家のガスについては、リフォーム業者任せにせず、自分で内容を確認しておくことが必要です。
プロパンガスの場合には、ボンベの運搬などで連絡先は分かっているはずですので、
自分の考えている工事内容で、手続きをどうしたらいいのか、先に聞いておき、
リフォーム会社の担当者と情報を共有しておくと良いでしょう。
また、自宅にボンベが設置されていなくても、集中プロパンといって地域全体でプロパンガスが供給されているところもあります。
このようなケースでは、自治体なり管理会社なり、ガス事業を管轄しているところがあるはずですので、
そちらに問い合わせをしておきましょう。
特にプロパンガスについては、都市ガスの業者が工事することができないこともあり(両方対応できるガス会社もあります)、
また、地域性も非常に関連してきますので、よく確認しておくことをおすすめします。
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