リフォームコンパス

大規模リフォーム キッチンの配置について

大規模リフォームを検討するときに、よく出てくるのが
キッチンを中心とした使い勝手を良くしたいというお声です。

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単なるキッチンの取り替えでなく、間取りの変更も視野に入れた大規模リフォームだからこそ
使い勝手を変えたいという思いが出てくるのでしょう。
それだけの大がかりなリフォームを考えられる家は
築年数もそれなりに経過していることが多く、30年や40年以上というお宅も珍しくありません。
当時のキッチンの考え方は、主に食堂と一体になった「台所」でした。
食事を作るスペースと食品関係の収納、もちろん食器棚と食卓。
それらがすべて6畳~8畳ぐらいの部屋にまとめられていて、
そういう暮らし方が一般的だったと言えるでしょう。

ところが、近頃の新築住宅の間取りなどを見てみると、
TVを置いて家族がくつろぐスペースであるリビングと
食事をするダイニングスペース、そしてキッチンが連続した空間であることが多くなっています。
当たり前のようにそういう間取りにされているのは、
やはりそうした生活スタイルになっている方が増えていることを表しています。
すると、キッチンの配置がどうあるべきか、が昔のものとはおのずと違ってくるのです

昔の台所にあったキッチンは、壁に向かって取り付けされており、収納が最優先でした。
食卓に座った家族と、台所に立つ女性とは背中越しに話すことになる訳です。
それに代わって、今のキッチンでは対面型のスタイルが多くなってきています。
料理や洗いものをしながら家族と会話ができる。
また、子供が小さいときには、遊んでいる様子を眺めながら料理ができる。
キッチンの配置ひとつで、家族の関わり方を変えることができるのです。
しかし、一方でキッチンや収納に割かれるスペースは、その分大きくなってきます。
空間がある程度広くなければ、他のスペースが極端に小さくなってしまうということも起こります。
また、対面のスタイルにしてキッチンをオープンにすればするほど、
作業スペースである、流しやコンロまわりの様子が見えるようになってしまいます。
そこを嫌う女性も実は多かったりもします。

要は、以前は建築屋の方で「こんな間取りです。いいでしょ。」と決めて造られていた家に
生活する人が合わせて住んでいたものが、
今は自分たちの生活に、いかに部屋を合わせていくかという時代に変わったということです。

どんな間取りが正解なのか、というのが逆になくなってきています。
自分の家族がより使いやすいように、暮らしが快適になるように。
感じていた生活のストレスが、リフォームによって大きく軽減できるように。
そんな目的をもってリフォームをされることになるのです。
つまり、自分たちの暮らしがどうなのか。どうしていきたいのか、をまじめに考える必要があります。

キッチンの配置についての話は、おそらくそれを代表する場所になることでしょう。
キッチンからはじまる家族の生活イメージ。
ぜひ真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

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