リフォームコンパス

大規模リフォーム 不要な家財の処分について

大規模リフォームで業者決定をした後、
建物の仕様や色について、詳しく打合せをすることになると思います。
これらはもちろん、大切な打合せであり、しっかり時間をかけて内容を確認していきたいところです。

しかし、家を大規模に触るリフォームの場合には、
これ以外にも担当者に事前に確認しておいた方がよいこともありますので、知っておきましょう。
今回ご紹介しておきたいのは、不要な家財についてです。

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ある程度広範囲で家を触っていこうとする場合、
もちろん仮住まいを確保して、引っ越しすることもあると思いますが、
すべての荷物を運んでしまう人はほとんど見られません。

長年住んできた家には、リフォームすることを決めるまではあまり意識しなかった
人によっては恐ろしいほどの荷物の存在に気づかされるものです。
その中には大切な家族の歴史を刻んであるものや
お気に入りの家具などもあるかもしれません。

しかし、改めて家が新しくなって、変化をした後の暮らしの中に必要なものか、
あるいは、仮住まいでその荷物のためだけに、より広い部屋を確保しないといけないものか、
といった基準で考えると、実はかなり多くのものが
「この際だから捨ててしまおう」というものに分類されてしまうのです。

そして、多くの人はこう考えます。
「リフォームで家を壊したりするんだから、そのときに一緒に捨ててもらおう」

ところが、家の解体によって生じる解体ゴミと
通常の生活から生じる家庭ゴミとでは、処分の方法も費用もまったく異なります。

家を壊して発生するゴミは、「産業廃棄物」として最も高価なゴミの位置づけをされます。
普段大型ゴミなどで処分している費用とは雲泥の差が出てきます。
また、そもそも産業廃棄物としては処理場が引き取ってくれないものも中にはあります。
そういった事情がありますから、実は簡単に業者にゴミの引き取りをお願いすることはできないことが多いのです。
つまり、ゴミ問題は自分たちで解決しなければならないということです。

もちろん、ゴミの種類をひとつひとつ判別し、処理方法をそれぞれに検討するとなると大ごとですから、
業者に相談することは有効です。

処分するものがあまりにも多い場合などは、
やはり処分業者を事前に入れて、処分にかかる見積もりをもらい、
工事の着工前に計画的に処分しておく必要があります。

おそらく、きちんとした業者であれば、
行政に処分してもらうのが一番安く済むものや、
家の解体と同時に処分できる種類のものなど、教えてくれると思います。

ただし、いずれにしても、
その家具や家財が必要なものなのかどうかを業者側で判断することはできません。

仮住まい先に保管するもの、家の中で触らない部分に保管しておくもの、
あるいはこれを機に処分するもの、といった分類は、
施主側で先に判断してあげないと前に進まないのです。

大規模リフォームの計画というのは、打合せする項目が非常に多くなってきます。
場合によっては新築以上に打合せしなくてはならないこともあります。
そして、特に荷物をどうするかという問題は、どの家庭でも直面しますし、
皆さんがスケジュールに追われて、最終までバタバタしがちな分野です。

ある程度大きな家のリフォームを考えたときには、
ぜひ早目に自分の家の荷物・家財に目を向けて、見極めていかれることをお勧めします。

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