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大規模リフォーム 家の中の事故

大規模リフォームを考えるときに、知っておいて欲しいことがあります。
それは家の中の事故のことです。

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少し古い統計ですが、平成17年の人口動態統計によると、交通事故で亡くなられた方は約1万人。
では、家の中での不慮の事故死はどれぐらいになるのでしょうか?
実は12,781人。
交通事故よりも多くの方が家の中の事故で亡くなられているのです。

家をきれいに美しくしたい…、もちろんそれは大切なことです。
が、やはりこれだけの数字を見ると、家の安全性についても考えておかなければいけないでしょう。

家の中で死亡事故が一番多くなっている場所は浴室です。
家庭内の死亡事故の40%が浴室で起こっていると言われるほど、
特にご高齢の方には危険な場所でもあるのです。
これは、特に冬、寒い浴室で裸になって血圧が急激に上がることが原因になったりします。
浴室暖房の普及率は日本ではまだまだ低く、
寒いお風呂に入っている人は依然多いのです。

部屋の段差についてはバリアフリーが推進され、かなり認知されてきた感があります。
ところが、熱のバリアフリー、「ヒートバリアフリー」については、
まだそれほど普及していないというのが現状です。
せっかく大規模リフォームを検討するのに、これはもったいない話です。
断熱材で外の冷気を遮断したり、浴室暖房で部屋を暖めたり、
対策はいろいろとできるようになってきています。
家族の大切な命を守るために、耐震だけでなく、こういった部分にも積極的に目を向けて欲しいところです。

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