大規模リフォームと部分リフォーム 担当者の資質の違い
大規模リフォームの担当者には、様々な資質が求められますが、
部分リフォームの担当者とは何が違っているのでしょうか?
部分リフォームとは、例えば場所を移動しない設備の入れ替えなどをイメージすると分かりやすいと思います。
あるいは間取りを変えない床材の張り替えやクロスの張り替えなど、
単純に補修・交換を目的として行われるリフォームです。
部分リフォームの特徴としては、当然工期が短くて済むことや
構造的な検討部分が少ない、ということが挙げられます。
つまり、アイデアを出したり提案をしたりといった
いわゆる「設計」の要素が少なく、極端に言うと
担当者は業者を手配するだけで概ね完了してしまうような工事になりがちなのです。
もちろん、部分リフォームといっても、様々な規模の工事があります。
ただし、常日頃から部分リフォームばかりをやっている担当者は
小さな工事をいかに手早く回していくか、というスキルは上がって行きますが、
それで大規模リフォームに対応できるとは言えないのです。
では、大規模リフォームの担当者に求められるものは何なのでしょうか?
それは、施主の暮らし方・考え方に共感し、単に新しくするだけではなく
より使いやすかったり、快適になったりするように提案する能力が必要だということです。
また、間取りを変更したり、水まわりの位置を移動していたりと
建築に関する知識も当然必要になってきます。
そのどちらのスキルも高く、また数多くの経験を積んだ担当者からは、
施主が考える以上の提案が出てきたリ、
例えば、リフォームしたことで家族が家にいる時間が長くなった、というような
機能だけではない付加価値が付いて来たりするのです。
難しいのは、どちらも「リフォーム」という言葉でひとくくりにされてしまっていること。
担当者をじっくり見極めて選んでいく立場の施主側としては、
そういった違いを理解し、自分の家を担当してくれる人がどの程度の知識と技量、
そして自分たちにどれだけ共感してくれる力をもっているかを確認していく必要があるのです。
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