大規模リフォーム 間取り変更の注意
大規模リフォームを計画するときに、よくでる要望項目で
「広々としたＬＤＫを作りたい」というものがあります。
現場調査に行くと階段で仕切られたりして居間とＤＫが別々の間取りになっていたり
南側などの一番いい場所が応接室になっていたり、
家族のかたは誰も使っていない物置部屋になってたりしてます。
家族団欒の広く明るい空間を希望されるのは当然かと思います。
しかし、ここで注意することがあります。
それは、やみくもに広くすると壁の量が少なくなります。
その場合、耐震強度の検証をしないといけないという事です。
木造住宅はもちろん、
鉄骨造なども壁の中に構造上有効な部材などが有ったりと
注意が必要です。
既存の住宅において、存在する壁を撤去する場合は耐震診断をして
撤去しても大丈夫かどうかを調べないと危険です。
せっかくきれいに過ごしやすくなったのに、建物が弱くなったのでは大変です。
通常は業者さんが階段の移動や壁の撤去しても大丈夫かどうか診断してくれますが
要望を言った時に確認せずに、大丈夫という業者さんは要注意といえるでしょう。
