2012.10.3

全面リフォーム　風通しについて

全面リフォームの場合、
間取りを思い切って変更したり、水廻りの位置を変えてみたり、
住み方を大きく変えるようなリフォームも可能になります。

ところが、それと同時に思わぬ落とし穴に陥ることがあります。

そのひとつが風通しの問題です。
立地条件で家の風通しは変わってきます。

いつも同じ方向から風が吹く訳ではないと思いますが、
家によっては一年中ほぼ同じ風が吹く場合があったり、
こっちから吹いてくる風が好き、なんていう場合があるかもしれません。

しかしうっかり間取りを変更することで、風の通り道を塞いでしまう場合があるのです。
例えば水廻りの位置ですが、
通常水廻りには大きな窓をつけることは少ないです。
覗かれたりしたら困りますからね。

ですから場合によっては、
いままで大きな窓が開いていたところに小さな窓しかつけないお風呂や洗面が来てしまう、
なんていうことも起こったりします。

間取りの配置的にはそれが好都合でも、
今まで心地よく感じていた風がピタッと止まってしまっては残念です。
プランニングをするリフォームの会社の担当者や設計の人間は、
その家はどこから風が吹いてくるのかを知りません。

最近ではシミュレーションもできたりすることもあるようですが、
その家の風を知っているのは、やはりそこの住人です。

なので、もし家に住んでいて例えば海から吹く風が好きだったり、
家の中でよく風を通して洗濯物を乾かしていたりするようなときには
事前にそれをリフォーム会社の担当者にしっかり伝えておきましょう。

そうすることでプランニングのときに風も考慮に入れた、
より心地よい住まいを提案してくれるかもしれません。
満足度の高い全面リフォームには見逃せないポイントだと思います。

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