出入り口の注意点
出入り口の注意点
住宅の大規模リフォームの多くの場合、出入り口の扉が交換されます。
使用頻度が高く、見た目的にも大きく変わりますので、
ここまで触るんだったら換えておきたい、という方も多いのです。
ところで、この際に注意したいのが開口幅です。
現在の玄関ドアや玄関建具は、ほぼ既製品が用いられています。
それは、対候性や防犯性、そして防火の観点などから
既製品の性能が非常に良くなってきており、
デザイン的にも使いやすいものになってきているという背景があるのですが、
実は元々の建具に比べて、幅が小さくなるケースが多いのです。
例えば、今まで問題なく持ち込めていた家具が中に入らない、ということが起こります。
少し細かな話になるのですが、原因は昔と今の扉とでは、設置する方法が異なっているのです。
昔の扉は、柱に直接丁番で固定するものが一般的でした。
また、引違いの扉などは、柱と柱の間にレールを設け、2枚の扉が引き違う様にしていました。
それに対して、現在の既製品の扉は工場で生産されており、
扉と枠がセットになったスタイルになっています。
すると、必然的に柱の内側に枠を取り付け、その中に扉が来るという形になりますから、
どうしても今までの開口幅よりも狭くなってしまうのです。
これが、元々入っていた家具が入らなくなった原因です。
もちろん、今でも和室などでは今まで通り柱に建具が納まる様になっていますが、
洋室などは部屋の出入り口についても既製品の建具が多く使われています。
既製枠を使用した方が安価で綺麗に納まり、また将来的にも調整がしやすいのです。
リフォーム時には、もちろんそういった点も含めて家具などの採寸をしてもらった上で、
適切に設計をしてもらうことが求められるのですが、
担当者は建物の採寸はしても、置かれている家具や家電の採寸までしてくれるかといえば、
人によって異なるところとなってしまいます。
せっかくリフォームをしても、大切な家具が中に入れられない、
あるいは、リフォームを機に大型の冷蔵庫をと考えていたのに入らない、
そういったことの無いように、担当者の方との十分な確認が必要となってくるのです。
≪成功する為の会社選びはこちら≫
Copyright © Reform Compass All rights reserved.
「リフォームで失敗しない為のお得な話」を無料でお届け!
利用規約に同意の上、メールアドレスを入力してご登録ください