契約する時の注意点

住宅の全面リフォームを進めていくためには、工事請負契約が必要になります。
その契約を交わすときには、必ず確認しておいて欲しいことがあります。

まずは、添付書類と記載事項の確認です。
記載されている内容は、
・発注者、請負社名
・工事の場所
・工事の時期（着工、完成）
・工事の金額
・支払いの金額と時期
・約款
・図面（現況図面、計画図面など）
・見積り書
・仕様書（各施工場所の仕上げ材など記載）
などが一般的かと思います。
注意する点としては、
記入間違いがないか、図面の記入漏れがないか、などをしっかり確認しておきましょう。

数社で商談を進めていると、他社で見積りに入っていた工事内容が
その会社でも入っていると思い込んでしまい、
実は入っていなかったと工事中に気付くこともありますので、
そういった間違いを避けるためにも、見積り内容と図面はしっかりと確認しておきましょう。
また品番記入などがある場合は記入間違いがないか、確認しておくと良いでしょう。

・約款の読み合わせをしましょう。
瑕疵担保責任、工事中の保険、トラブル時の対応など、
共通認識しておく事も沢山あります。
時間にしておそらく３０分もかかかりませんので、きちんと確認しておくことをお勧めします。

・アフター対応や保証内容も事前に確認しておきましょう。
保証期間や免責事項はきちんと確認しておきましょう。
またアフターメンテナンスの対応などしっかりサポートしてもらえるかも必ず聞いておきましょう。
通常は保証書が発行してもらえると思いますが、会社によりますので確認が必要です。

・現場は誰が責任をもって管理してくれるのか確認しましょう。
何か追加工事をお願いする場合や、工事内容に不満を感じる場合には、
誰に相談したらよいのかを明確にしておいてもらう必要があります。
営業、設計、監督と分業制になっている会社では
その辺りが不明確になっていることがあります。

・工事までのスケジュールを確認しましょう。
契約の内容と異なりますが、工事を着手するまでの打合せの進め方を確認しましょう。
仮住まいのタイミング、引越しや仮住まい先の手配など紹介してもらえるか、
必要のない家具や生活雑貨、家電製品などの処分方法、
工事期間中の水道や電気代は誰が負担するのか
それ以外にも気になる点は先に確認をしておきましょう。
また記録をきちんと残しておく事をお奨めします。
以上のようなことは最低限確認しておきましょう。

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