マンション全面リフォームならではのノウハウ
マンションを全面リフォームするには、業者さんには相応のノウハウが必要になります。
特に、暮らしの提案力と施工計画のスキルが重要になってきます。
まず、提案力が重要になる理由としては、
マンションの場合は、構造体は触ることが出来ないので、
その見解が業者さんを見極める差になりにくいことです。
例えば、木造一戸建ての場合は、事前調査によって構造的な不具合を把握したり、
間取り変更を行うときの構造上の計画性から、業者さんの安心感がうかがえます。
しかし、マンションは構造を触らずに、決まった空間の中で提案をするので、
自由性が高く、その分暮らしにおいての使い勝手やデザインなどへの工夫が業者さんの見極めの一つの差になるのです。
つまり、どれほど自分たちのことを分かってくれた上で、想像以上な提案をしてもらえるのかが、
お施主様にとって、非常に重要になることから、マンション全面リフォームにおいては、
経験と共感による提案力が求められると言えます。
しかも、スケルトンリフォームの場合は、
間取りのカタチによって工事費用が大きく変わらないことも多々あります。
自分たちが考えるリフォームのカタチを超える提案をしてもらいたいものです。
次に、施工計画のスキルについてですが、
マンションは工事中の近隣さんへの影響が多くなることがポイントです。
両隣だけでなく上下左右も関係します。
また、ローカやエレベーターなどの共有部分を使用することから、たくさんの人への影響があります。
つまり、工事車両の駐車場所や施工時間、養生方法など、管理組合にしっかりと確認して、
ルールに沿った施工が求められます。
そして、そのルールはマンションによってさまざまに変わることもあり得ますので、
実情によって施工計画を立ててもらう必要があるのです。
誰々さんところはきちんとしていたのに、自分のところはきちんとしていなかったと言われたりしたら大変です。
マンションの周辺状況やルールを守りながら施工してもらいたいところです。
以上より、これから業者さんを選んで相見積もりをしようと考える方は、
・どれだけ自分たちのことを出来るだけ理解し、より良い提案に努めてくれている姿勢があるか、
・近隣対策を含めてどのような施工計画を立てようとしてくれるのか、
事前に確認していただくと良いでしょう。
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