リフォームコンパス

全面リフォーム 優良じゃない業者とは

全面リフォームは一般の部分リフォームと違って、業者には相応のノウハウが求められるというお話をよくしています。
では、いったいどこが違うのでしょうか?
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もちろん、全面リフォームと部分リフォームの違いはいくつもあるので、一口に説明できるものではありませんが、
分かりやすい部分をご紹介したいと思います。

住宅の全面リフォームともなると、工事の規模はやはりそれなりに大きなものになります
そして、様々な工事内容がその中に盛り込まれ、新しく家を建てていくのに近いような工程で工事が進められます。
一方、部分工事といえば、設備機器の取り替えだったり、外壁の塗装工事であったりと、
工事内容が比較的単純であることが多いと言えます。

実は、この工事内容の幅の違い、工種が多いか少ないかというところで、業者に求められる能力が大きく違ってくるのです

建築現場において、実際に作業をする人たちのことは、職人と呼ばれます。
職人たちはそれぞれの専門分野に特化していて、
例えば排水パイプを取り付ける人とベランダの防水をする人が同じということは、まずありません。

配管は給排水の設備業者、防水は防水業者で全然別の仕事をします。
そして、それを全体的に管理監督するのが、請負をしているリフォーム会社ということになるのです。

こういった複数の業者が出入りする以上、その作業順序(工程と呼ばれます)も適切なものにしなければなりませんし、
そもそもその作業内容を職人の所属する会社に対して、きちんと指示しなければなりません。
また、仕上がった出来栄えのチェックも、当然リフォーム会社が責任をもって行うべきところでしょう。

優良な業者は、こういった専門業者(専門性が高いため、事実上下請けという形になります)をしっかりと教育し、
的確に指示も行って現場全体を管理していきます。

一方で、優良ではない業者がどうかというと、
指示が明確でないために、現場に行った職人が、自分は何をして良いのか分かっていない、などという
考えられないようなことが起こったりします。

間に合わせだけで、「ひとまず行ってくれ」とだけ指示されて来るのです。
果たして、このような形で派遣された職人が、良い仕事をするでしょうか?
お客様のことを考えて、丁寧な施工をしてくれるでしょうか?

また、職人自身は「きちんと仕事しよう」と思って現場にやってきたとしても、
例えばひとつ前の工程の作業がまだ全然終わっていなくて、自分の仕事に取り掛かれない・・・ということも起こったりします。
あるいはそれでも無理に仕事をさせて、結局仕上がりが全然良くなかったり、となる訳です。

このように、いくつもの職種の職人が同じ場所で仕事をするという建築独特の仕組の中では、
業者の体質の違いというものが、非常に大きく作用します。
それは品質だけでなく、施主への心配りのように、形で見えない部分も含まれての話です。

業者を比較していくときに、様々な観点から判断していく必要はありますが、
そもそも業者が全面リフォームをこなす実力があるかどうか、をまず見抜くことは非常に重要です。
そして、やはり業者選びこそがリフォームの成功を左右させる、大きな鍵となっていると言えるでしょう。

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