全面リフォーム業者探しで重要なこと
住宅の全面リフォームで業者を探すときには、
全面リフォームならではの対応をしてもらえるかどうかを確認しておきましょう。
一般的な部分リフォームではあまり関係しないことが、
全面リフォームでは関係してきます。
特に、下記、内容については注意が必要でしょう。
1、法律のこと。
全面リフォームを行うときに、サッシを取り換えすることが多くあると思います。
その時に、家が防火地域、準防火地域にあれば網入りサッシにしておかないといけません。
もともとが網入りになっていないことが多いのです。
当時は防火指定がなくて、その後変更によって新たな防火地域になっていることがあります。
また、当時から防火地域であっても、網入りガラスになっていないこともあるのです。
また、特に、増築をお考えの場合は注意が必要です。
建築基準法や地域の条例がどのようになっているかを考慮しなければなりません。
知らぬ間に、違反建築物の仲間入りになってしまうこともあるのです。
全面リフォームを行う時には、法律に適した計画になっているかどうかは大変重要になります。
2、耐震のこと
木造一戸建ての場合、全面リフォームを行う時に耐震補強工事を行うことが多いようです。
また、間取り変更を行う場合も、耐震性能が変わってしまいます。
よって、事前に耐震性についての診断をしておかないといけません。
リフォームして綺麗になったけど、地震に弱くなってしまったとなると目も当てられません。
そのために、耐震診断から耐震設計、耐震補強工事を行うのですが、
それには、高いスキルが必要になります。
しっかりと事前調査を行ったうえで、正確に診断しなければならず
そして、設計した通りに施工を適切に行うことも必須条件になります。
耐震についても一連のノウハウは、
普段から行っていないとなかなか適切に行うことは難しいものです。
ぜひ、耐震補強工事の実績については確認しておいてください。
3、暮らしの提案力
例えば、キッチンを取り換えるとか外壁を塗装するとかの部分的なリフォームと違って、
全面リフォームでは、そもそもどういうカタチのリフォームをするべきかどうかから提案してもらいたいところです。
それは、全面リフォームともなると、リフォーム後に暮らしが大きく変わることになるからです。
まずは、自分たちのことをしっかりと理解してもらう必要があります。
よくご要望をお伝えすることから始まることが多いですが、
そのご要望というのは、お施主様のとって、何か困ったことや不満な事、不安な事などを
解決する方法になっていることが多いのですが、
本当にそのご要望するカタチが一番良い方法なのかどうかということがポイントになります。
もちろん、業者さんが最善の方法を常に提案できることはありませんが、
少なくても、相談するところから始める方が良いでしょう。
つまり、じっくりと聞き取りして、
お客様がどのようなご事情があり、どういう理由でそのご要望を言われているのかの理解に努め、
より良い方法なないかと出来るだけ親身になって考察してくれることが求められます。
それを、普段から部分リフォームを中心に行っている業者さんでは、
なかなか難しい側面があるのではないでしょうか。
全面リフォームを行ってもらう業者さんを探すときには、
暮らしの提案力がどの程度あるのかを出来るだけ確かめておきたいところです。
幸せのカタチが人それぞれです。
自分たちのことを判ってもらうことが大変重要です。
以上、その他にもたくさん求められるものはあるとは思いますが、
特に重要なものをピックアップしました。
ぜひ、事前に確認して頂ければと思います。
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