大規模リフォームの計画で欠かせないモノのひとつに、電気の配線計画があります。

内装のクロスだけを張り替えるような工事の場合には
既存の電気配線を触ることはあまりありませんが、
壁をめくって下地を造り直したり、
柱や壁をとって間取りの変更をしたりするような場合には
そもそも元あった壁が無くなったりしますので、新しい配線計画は必要になるのです。
しかし、これがうっかり業者任せになったりすると、
せっかく仕上がった部屋の使い勝手が、あまり良くならないなんていいうことも起こり得ます。

例えばコンセントの位置で言うならば、
置く家具の配置によって、コンセントの最適な位置は必然的に変わってきます。
特に電気の容量を多く必要とするキッチンまわりの配線や
パソコンやＡＶ機器のように、複数の電源を必要とするもののコンセントの位置には気を遣うべきです。
また、壁面を大きく使うような家具を置く計画があれば、その後ろにコンセントが来てしまっては
まったく意味がなくなってしまいます。

大規模リフォームでは、こうした間取りの変更による配線の移動は頻繁に起こるということを
まずは知っておかなくてはなりません。

また、建物の間取りだけ提案して、あとは勝手に置いてください、というような業者もあれば、
どんな家具を置くのか、手持ちの家具はどこに移動させるのか、などといった
生活し始めてから関わってくるインテリアの計画にまで聞き取りと提案をしてくれる業者もあります。
生活をし始めて満足できるのはどちらか、これは自明の理でしょう。

大規模リフォームだからこそ、十分に業者と打ち合わせをして、最適な電気配線の計画を作っておきましょう。

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