大規模リフォームかそうでないかの基準
大規模リフォームかそうでないかの基準
私共のサイト内でも、よく「大規模リフォーム」という言葉を使わせていただいていますが、実は大規模リフォームの定義というものはありません。
よくご質問もいただくところではあるのですが、はっきりとした金額による線引きなどはない状態です。というのも、「大規模」の基準が個人の感覚で異なるからです。
もちろん、これはリフォーム会社側にも言えることです。
部分的な設備機器の取替えや補修を中心に営業をしているところにとっては、水まわりの設備をある程度一度に取替えするような工事内容は「大規模」と判断されます。
また、例えば全面的なリフォームばかりを中心に請け負っている会社からすると、水まわりを触る工事だけでは大規模リフォームとはいえないかもしれません。
この両者の認識の違いについては、リフォーム会社選びの際にも気をつけておいた方がよいポイントの1つです。
部分工事ばかり手がけているリフォーム会社に、大きな工事を任せるのは非常に不安ですし、逆に自分自身の中で大規模なリフォームだと思っていても、全面リフォームを専門にしている会社に頼むと、それは部分リフォームですねと言われてしまうことがあります。
そんな中で大きな問題となるのは、たいていどんなリフォーム会社の宣伝やホームページを見ても、「うちはどんな工事でもできます」という主旨の表現がされていることが非常に多いということです。
例え過去に1件、2件の大型のリフォームを施工した実績があったとしても、十分なノウハウをもっているかどうかは分かりません。
リフォームというのは規模が大きくなればなるほど、関わる職人さんや専門業者の数は増えていきます。そういった数多くの職人さんたちの仕事を管理し、適切な工程で順序良く作業を進めていくためには、職人さんの腕だけではなく、工程や品質を管理する能力がリフォーム会社には求められるのです。
これからリフォームをしようと考えている段階では、どうしても金額がどれぐらいかかるのか分からない、という不安の中からスタートされるケースも多いため、どうしても安くリフォームをしたいと考えがちなのですが、それはあくまでも一定の施工品質が担保された上での話です。その実力がない会社に依頼をしてしまうと、一見安く見えたリフォーム費用も、その後の度重なる手直しによってどんどん増額されてしまったり、予定していた期間内に工事が完了しなかったりと、大きな問題が出てくることも考えられるのです。
つまり大規模リフォームかどうかは、その工程管理や提案についてのノウハウなどを考慮すると、水まわりの位置移動や間取り変更を含めたリフォームになるのかどうか、また間取りを変えない場合でも、内外装全般を触る様な全面的な工事になるのか、複数の工事が関連するものになるのかどうか、といったところで判断をしていくと良いのではないかと思います。部屋の内装だけ、あるいはお風呂の取り替えだけ、などといった場合には、むしろ家から近い対応の迅速な会社の方が安く済んで良いかもしれません。工事を管理しなければならない項目が格段に少ないからです。
まずは自分自身の考えるリフォームがどの様なものになるのか、具体的でなくともイメージをしていただき、大規模なリフォームになりそうなのかどうかを見きわめていただけたらと思います。
本当にその会社が得意とする工事を事前に見極めてスタートさせる、そういったことが成功への手がかりになるのです。
迷われた場合には、ぜひリフォームコンパスまでご相談をいただけたらと思います。
Kousuke Kitamura
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