狭小住宅のリフォームでは、特有の注意点があります。

特に大規模リフォームを行う場合には、
出来るだけ事前に確認しておきたい事を記しておきます。

１つ目は、構造についてです。
狭小住宅は大抵の場合、家が平面的に長方形になっていることが多いようです。
特に木造住宅の場合は、間口方向（縦横の短い方向）に壁の量が不足してしまうことが考えられます。

長手方向は壁が必然的に多くなりますので、
間口方向に壁が少ないとバランスが良くありません。
その為には、せっかく大規模リフォームする際に、耐震補強を行い、しっかりと補強しておくことが大切です。

新しく計画するプランにおいて、耐震性はどうなのかを事前に業者に確認しておきましょう。

２つ目は、近隣対策です。
狭小住宅の場合は、よく密集地に存在しますので、
お隣との隙間が少ないことが多い様です。

その場合に、問題になることが、
足場が境界を越えてしまうことや、新しく付けた窓が隣の家の窓と向き合ってしまうことです。
その際に、予めお隣にお断りを入れておかないとお隣とトラブルになりかねません。
工事中に、「そんなことはやめてくれ」といわれると大変ですので、
プランニングした時点でお隣さんに確認しておく方が良いでしょう。

３つ目は、間取りプランです。
狭小住宅には間口が２間以内という住宅もたくさん存在します。
その場合には、出来るだけ空間を活かした設計に期待したいところです。

しかし、やはり普段からそういったプランニングの工夫を行っている業者さんでないと、
なかなか難しい事も現実です。
大規模リフォームの実績が豊富にある業者さんでは、よく工夫を凝らした提案を作成していますので、
業者を選ぶ際には、間取り変更リフォームの実績が多い業者を選択することが大切になります。

全面リフォームなどの大規模リフォームでは大金がかかります。
狭小住宅だからといってより良い暮らしのカタチをあきらめる必要はありません。
ぜひ、じっくりと実績と提案力のある業者さんを探してみましょう。

以上、狭小住宅において、大規模リフォームする際に、
出来れば事前に確認しておきたい事です。
もちろん、他にもさまざまな注意点は存在しますが、
少なくても確認しておいて頂きたいことになりますので、参考にして頂ければ幸いです。

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