住宅リフォームで住みながらの工事の可否
住宅リフォームにおいて、特に大規模に行う場合、
住みながら工事が出来るかどうかは、工事の内容と会社の考え方によります。
例えば、リフォーム会社の担当者が、「住みながらできますよ」といっても、
実際に工事が始まるとトイレが使えない日が長期間続いたり、
顔を洗うところがなくなったり、荷物がいっぱいで寝るところがない、など
「これでは住みながら工事なんて、できないじゃないか」
というようなことが起こってくると、悲惨な目に遭ってしまう事になります。
なんとなく質問をして、なんとなく答えてくれたとしても、
本当に住みながら工事ができるのかどうかは、よくよく確認をする必要があります。
代表的なポイントを書いてみますので、
大規模なリフォームを住みながら行う場合は、工事の前にぜひ確認してみてください。
・住む範囲と工事の範囲がどの様にわけられるのか
生活する際には、水まわりなどへの動線も非常に重要です。どのようにゾーン分けをして進めてくれるのか、
工程も含めた判断・計画が非常に重要となります。
・その間の養生はどのようにしてくれるのか
養生とは、触らない部分への保護を指します。触らない部屋や部分への対策も不可欠です。
また、工事に伴い埃も舞い散りますので、対策を講じておく必要があります。
・トイレと洗面は常に確保できるのか
キッチンやお風呂などは、一時的に外の施設を利用することなども考えられますが、
トイレや洗面の確保は不可欠です。仮設で用意するなどができるのかどうか、確認が必要です。
また、そこへ至る経路の安全確保も重要な課題となります。
・テレビや電話はどうなるのか
携帯電話の普及で電話の問題は少なくなっていますが、テレビの重要度はまだ高いかと思います。
仮設配線などの対応をしてくれるのかどうか、聞いておきます。
・工事の行う部分の荷物はどこにおくのか
工事する部屋には、基本的にモノは何も置けません。その間の荷物の置き場所もきちんと確保しておかなければ、
寝る場所にも苦労することになります。
・住む部分のエアコンはちゃんと使えるのか
季節によっては、重要な要素となります。工事の内容次第で窓も開けられなくなりますから、
きちんと考えておく必要があります。
・自分の家に入ってくる職人さんの管理はどうか
住みながらの工事とは、自宅に大勢の職人さん達が入ってくることになります。
誰も知らない人が入って来られては困りますので、きちんとした管理体制がリフォーム会社に求められます。
・カギはどのようにするのか
当然、住みながらとはいえ、留守にすることも出てくるかと思います。管理方法をどうするのかも相談しておく必要があります。
以上のような点が、施主にとって重要なことだと思います。
普段から大規模リフォームを行っていて、かつ、住みながらの工事をしている業者は
そんな質問にもきちんと答えられますので、納得のいく説明を聞くことで
判断の要素にもなりますので、しっかり確認しておくべきでしょう。
Copyright © Reform Compass All rights reserved.
「リフォームで失敗しない為のお得な話」を無料でお届け!
利用規約に同意の上、メールアドレスを入力してご登録ください