リフォームコンパス

リフォーム会社選びで特に意識してほしいこと

リフォーム会社選びで特に意識してほしいこと

先日、こんなご相談をいただきました。
知人の紹介でリフォーム会社に見積りを依頼したところ、まず担当者が見に来たそうです。
築30年の木造2階建てで、要望としては1階まわりを全体的にリフォームしたい、とお伝えになられました。
すると、1階まわりを見て回りながら、いろいろな質問をされたといいます。

この畳は表替えにしますか?それとも取り替えにしますか?
襖の取っ手についてはどうしますか?
フローリングは張り替えますか?それとも、上張りにしますか?
などなど。

お客様からのご質問は、
「そういったこともすべて事前に決めておくべきものなのでしょうか?」
というものでした。

意外とこのようなご質問を受けることがありますが、
もちろんその答えとしては、
まったくそんなことはありませんよ
というものです。

 

1階まわりを全体的にリフォームするというのは、十分に大規模なリフォームになります。
当然、水まわりもすべてやり替えるご計画でしたし、内装も変わります。
単純に、そのまま綺麗にするだけでのリフォームでは、お客様にとって満足感が少ないということも考えられる訳です。

つまりリフォーム会社側は、本当はお客様がどのような理由で今回のリフォームをご計画されたのか、
また、その時点でどんなお困りなことや不満、不安があるのか、
そういったことをできるだけ理解しようと努めて、その上で、
「なるほど、だから1階全体のリフォームしたいのですね」と共感し、
そこからプロとしていろいろと提案をしていくことが大切になります。

その場合、間取りを少し変化させるだけでずっと便利になったり、
新しい素材を選ぶだけでワクワクしたり、というリフォームの醍醐味の様なところについては
その時点ではお客様が知り得るものではありません。
だから、畳をどのように変えるのか、や襖の取っ手はどうするのかといったことは、
今後どの様に変えることが望ましいのかを、まずはリフォーム会社の方から提案してもらいたい部分でもあるのです。

その為には、やはり大掛かりなリフォームの場合は、大規模リフォームの実績が豊富な会社であることが必要です。
担当者の方が、普段部分リフォームばかりを手掛けていて、大規模リフォームの経験が少ないと
どうしても対応の難しいところが出てきてしまうのです。

しかし、見積りの依頼をするという段階では、
これから依頼する会社に大規模リフォームの実績が本当にあるのかどうかを確認できないことがあります。

今回のお客様の場合には、その時点で違和感を覚え、不信感を感じられたため、
工事を依頼するに至りませんでしたが、
もし、わからないまま契約してしまった場合には、
後から追加費用が大きく発生したり、計画通りに進まなかったり、など、
様々な不具合が出てきてしまう恐れがあります。

特に、知りあいの人がリフォームしてよかったから、という場合には、
その人がどの様な規模・内容のリフォームをし、自分の家と同じようなボリューム感なのかどうかを確認しておくことが重要です。

大規模リフォームの場合は、たとえまだ「見積りの段階」だといっても、
リフォーム会社を選ぶ際には、自分たちの考えるリフォームと同じ様な規模の工事実績があるかどうかを
事前によく確認しておくようにしましょう。

それだけでも大きな失敗を避けることのできる可能性は高くなるかと思います。
ぜひ、ご検討してみてください。

 

≪大規模リフォームその他の虎の巻はこちら≫
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