大規模リフォームを知り合いの業者に頼むリスク
大規模リフォームを知り合いの業者に頼むリスク
大規模リフォームを考えた時に、知り合いの業者に依頼をする時には注意が必要です。
リフォームといえば、まだまだ部分的な工事が圧倒的に多いのですが、
大規模なリフォームになると一般的な部分リフォームと違って様々なノウハウが必要になります。
例えば、親戚に大工さんがいる様な場合には、まずそこに声を掛けるというのが普通かもしれません。
ただ、その大工さん自身が大規模リフォームについての実績をしっかりもっているところなのかどうか
ということが大変重要になります。
例えば木造住宅の場合、間取り変更を計画する場合には耐震診断をしながら設計をしていくことが必要となります。
そういった技術を持っているのか、また助成金の申請に対応してくれるのか、実際の工事の際にきちんと近隣への対応をしてくれるのか、いろいろと心配な部分があることも多いかと思います。
最近、お聞きした話なのですが、
奥さんのおじさんが大工さんをしているからといって1階の間取り変更の相談をしたところ、
耐震についての話が一切なかったと言って、とても心配されている方がいらっしゃいました。
もちろん、大工さんの中にもきちんと耐震診断をした上で対応をしてくれる方もいらっしゃるでしょう。
ただし、間取り変更時には耐震の評点が大きく変化することもあるのにかかわらず、まったくその説明がないというのは、耐震診断ができない、あるいは必要ないと判断されてしまっている可能性がある訳です。
今回の様にリフォーム会社を決定する前にその違和感に気づかれた場合には、複数の会社の見解を聞いた上で判断することができるのでまだ良いのですが、
知り合いや親戚などに相談をする場合には、その人間関係もあって相見積をすること自体が難しいこともあるので、気をつけなければならないのです。
特に知り合いや親戚の業者さんに悪気無く大規模リフォームのノウハウが無い場合には、
場合によってはその後の人間関係も悪くなってしまう可能性も考えられるのですが、
金額的な負担も大きい大規模リフォームで不満足な工事になってしまうことも、できれば避けたいところでしょう。
ですので、知り合いや親戚の場合には、日ごろどういった工事をされているのか、
また木造であれば特に耐震補強についてのノウハウをしっかり持っているかを事前に確かめた上で声を掛けられる方が良いでしょう。
また、他にも見積りをとって比較検討することをあらかじめ了承してもらっておくと、もし断ることになった際にも理由を見つけやすくなるのでお勧めです。
大規模なリフォームというのは、おそらくそう何度もできるものではないと思います。
ぜひ、安易に声を掛ける前に、しっかりと確認をしていただけたらと思います。
Kousuke Kitamura
≪大規模リフォームその他の虎の巻はこちら≫
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