住みながらの全面リフォーム これだけは確認
全面リフォームでは、住みながら工事を行う為のノウハウが必要になります。
通常の部分リフォームでは住みながら工事を行うことが一般的です。
では、住みながら工事において、
部分リフォームの時と全面リフォームの時とでは何が違うのでしょうか。
それは、荷物と安全面です。
まずは、荷物についてですが、
例えば、トイレをやり替えるといったリフォームでは、
トイレに置いてある物を移動しておけばよく、荷物に対して問題はないでしょう。
しかし、全面リフォームは、工事をある程度の範囲のゾーンに分けて工事を行います。
その範囲の荷物を移動しておかなければなりません。
そうなると、工事ゾーンにある荷物は住むゾーンに移動することになります。
すると、荷物が多いときなどは、実際に住むことができると言えない状況になることがあるのです。
また、その工事ゾーンが移り変わりますので、そのたびに、荷物を移動しなければなりません。
ただでさえ、毎日大きな音がして、埃も舞い、知らない人が出入りすることでストレスを感じるのに、
荷物のことでさらに大変な目にあいたくありません。
そんなときに、業者さんにはノウハウが必要になってくるのです。
例えば、工事期間中だけ、その間使用しない物を預かってくれるとか、
格安コンテナを紹介してくれて、そこにもっていってくれるとか、
家の中の荷物は移動してくれるとか、
全面リフォームならではの状況を考えて、事前にそういうサービスを提供している業者さんがあります。
そんな業者さんは全面リフォームの経験が豊富なことが多く、
お客様の声を元に、考慮されているのでしょう。
次に、安全面です。
リフォームは工事中は危険な状況になります。
特に、ご高齢の方や子供さんの場合は危険です。
先ほどトイレリフォームでは、その部分を入らないように養生しておくと良いのですが、
全面リフォームでは、その危険な場所である工事ゾーンが移り変わるのです。
そして、その移り変わりのタイミングが特に危険です。
もちろん、最初に工程表を立てて工事をしていくのですが、
リフォームは何があるかわからないことが多いので、工程通りにいかないことがよくあります。
例えば、朝に普通に使えたローカが、その日の夜には工事に入っていて、
床板がおいてあるだけとか、解体途中であるとか危険な状況になっていることが考えられます。
そして、工事中は釘や刃物が付いた道具が置いてあったりするので、非常に危険なのです。
なので、工事中に工程が予定通り進んでいるか、何か問題がないかなどの説明を
少なくても、移り変わりのタイミングでは行ってもらいたいものです。
その他、いろんなタイミングで危険な状況は出てきます。
その都度、安全に配慮してくれる為には、それなりの経験が必要になります。
全面リフォームの住みながら工事を考えている人は、
その2点だけは確認しておくことがおすすめです。
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