住宅の全面リフォーム 構造を確実に確認
一戸建て住宅を全面リフォームする場合は、
建物の構造を確実に確認する必要があります。
相見積を取ったときに、業者の構造体の説明が違う事があります。
普通では考えられないことですが、それが時々起こるのです。
それは、その建物が間違え安い見た目をしていることが原因であることが多いのです。
例えば、木造だと思っていたら軽量鉄骨造だったとか、鉄筋コンクリート造だったりとか
ありえないようにも思える間違いがあります。
最初に建物調査を行うのですが、建築当時の確認申請書がなかったり、
図面がなかったりした場合は、床下や天井裏、その他造りなどから確認するのですが
それでも、見えない範囲が多くてはっきりわからないことも実はしばしばあります。
書面が残っててもその通りに出来ていないことも稀ですがあるくらいです。
以前、知り合いが解体後木造住宅の耐震診断をした内容で耐震補強をする工事で
解体後に軽量鉄骨住宅だということが判明したと言ってました。
もちろん、事前に床下、屋根、小屋裏などを見て、
鉄筋探査機を使ってまで調査をしたうえで行ったのです。
それに、その人はこの業界に長く、
一般的な軽量住宅の見た目を分からないようなこともありません。
それでも、まれではありますがそんなことがあるのです。
そうなると、計画した内容と金額が納得して工事に入ってもらっても解体後に
計画を大きく変更しないといけなくなります。
ましてや、業者によっては後で欠陥になってしまうことを無視して、
強引に進めてしまうこともあると思います。
大変なことです。
相見積を取ったときに、業者の説明が違う事があった場合は
徹底してその理由を把握することが大切です。
自分自身でも自分の家が何造なのか分からないときは、
見えないなら点検口でも取り付けてもらって中を覗いてもらうようにしましょう。
既存住宅の構造体を理解するのは当然、基本中の基本です。
本来、業者の問題ですが、それを徹底して確認しようとする業者ばかりではないことを
認識して自分の家を守りたいものです。
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